日本の心・さいき

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武田双雲の両親


 若手書道家で、独特のパフォーマンスで演出している武田双雲の両親が、平成20年5月3日のNHKの「土曜親じかん」(昼放映)に出演していて、たまたま見ることが出来た。
 小さい時には、かなり厳しく躾けられている。特に書道に関しては、母親が、細かく指導していて、それに素直に彼は従っている。普通の会社に入り、その後、退社して、自分の世界に入っている。
 日本の教育は、小さい時には、自由にさせて、小学校高学年頃からうるさく言う感じの親が多いと言われている。逆に、欧米では、小さい時には厳しく躾けられ、10歳頃からは、1人の人間として扱い、いろいろ言わなくなる傾向にあると言われている。
 武田双雲の場合は、欧米風の躾の仕方であった様だ。彼の言からでは、父親からは、「お前は天才だ」とよく言われていたそうで、母親からは、「大丈夫、大丈夫」とよく言われていたとのこと。
 両親とも、自分の世界をそれなりに楽しんでいて、彼はそんな両親を見て、自分も人生を楽しめる様になろうと思って努力してきたに違いない。
 彼は、自宅を建てた時に、押し入れのふすまに何も書いていなくて、何か物足りなく感じて、奥さんに内緒で、無心でその上半分に「感」と言う字を書いた。で、それだけでは、何か調和がとれない感じになって、その下に「性」と書き、更には、隣のふすまの上半分に「謝」、そしてその下に、「動」と、何となく書いてしまってた。
 で、親から頂いたモノって、この「感性」「感謝」「感動」だと話された。
 いい話だと思う。