日本の心・さいき

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人間、万事塞翁が馬

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 「人生は、万事塞翁が馬!」
 子どもは、親を選べません。国も選べません。これは、確かです。小さい時は、親の保護下に育っていますが、3歳ぐらいになると、自我が芽生えてきて、親を悩ますこととなります。
 いやなことがあると、子どもは、大声で泣いて、要求を通そうとします。大人が、自分の要求通りにしてくれれば、賭けに勝ったことになります。もっといいものを食べたければ、プイと口から出したりして、大人の反応を見ます。食べない素振りを見せても、親が、何度も、他に代わるものがなくて、食べさせようとし、自分も、お腹がすいていれば、仕方なく、食べることになります。
 私は、小さい時、人参が嫌いでした。父親からいつも言われていました、「乃木大将の親は、乃木大将が小さい時、人参が嫌いで、食べなかったら、そしたら、前の日の人参をそのまま、翌日にも出し、食べるまで、出し続けた。その内、乃木大将は、嫌いでも、食べなければいけないものは、食べる様になり、いやなことでも、しなければいけないことは、する様になって、立派な将軍になった。」と。(私の両親は、箸の持ち方、食べ物は、残さず食べることに関しては、厳しかったです。)
 で、私も、そんな話を聞いて、嫌いな食べ物も、食べる様になりましたが・・・?!
 将来を見据えて、どんな高校に行くか、大学に行くか、何になるか、どんな所に就職するか、全て、賭けかも知れません。その選択が正解かどうかは、ずっとずっと先にならないと、分からないと思います。いや、一生たって、やっと、白黒がつく場合だってあるかも知れません。
 人生の多くは、「賭け」だと言う人もいます。
 結婚だって、いいと思って結婚しても、後悔している人もいるし、余りいいと思わなくて結婚したのに、メロメロになっている人も、現にいます。
 高いお金を出して、人工授精で子どもを授けられて、その時は、手放しで喜んでいたのに、その後、超過保護に育て過ぎた為に、我がままに育って、取り返しの付かないことまでして、産んだことを後悔している夫婦もいます。
 人間万事塞翁が馬と言う言葉があります。いいと思っていても、先になって、悪かったと気が付くこともあるし、逆のこともあります。
 今、悪いことに出会っていると思っても、その内、又、それがバネになって、これから好転に向かうと思える生き方にしたいものです。
(1月18日、記載)

*写真は、2005年、バングラデシュダッカで書いて、ダッカの人にあげたものです。