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退職後の雑感(603)

  「退職後の雑感、異性学(9)」

 結婚する気はあっても、それ相応に、自分の納得できる相手がいない理由で、独身生活を続けている人が、多いと思われます。男性の場合は、相手を養うだけの収入がまだない理由で、躊躇しているケ一スも多いと思われます。
 動物の世界は、メスがオスを決めます。カンガル一などは、オス同志が格闘してるのを横目で眺めながら、物色している感じになっています。で、格闘して勝ったオスの方と結婚することになります。何故なら、自分の腹を痛める子どもの父親としては、強いオスがいいに決まっているからです。ライオンのオスは、ハ一レムの生活をしていると逞しさが次第になくなって、それを乗っ取ろうとする野性のオスにしばしば負けてしまいます。その時、逃げて行く今までのオスには、メス達は見向きもしないで、次のオスを迎え、直ぐにそのオスの機嫌を取ろうとします。
 ヒトの世界はどうでしょうか?
 男は、愛した女性を一生覚えています。アルコ一ルが入ると、思い出している男性、多いと思われます。未練がましいのは、殆どが男性ですね。女性は、別の自分の好きな男性が現れると、過去の男性への未練は、消えます。これは、男性にとっては、信じられないことですが・・・?!
 一緒になっている女性が、今まで愛した中で最も愛していれば、問題が起きることはないのですが、しかし、そんな女性と結婚できる男性のケ一スは、極めて少ないはずですが・・・。
 多くの男性は、結婚しても、「しまった、この女性と一緒になっておけば良かった・・・」と思うケ一ス、多いのでは・・・それが普通と断言する人さえいますが?・・・しかし、一般常識のある男性は、それで事がややこしくなると思って、例え相手が熱烈にアタックして来ても、殆どの場合は、元のサヤに収まってしまいます。
 しかし、女性は、かわいい子どもがいても、真面目に仕事をする夫がいても、真剣に愛する男性が出現すると、その人に突っ走ってしまうケ一スが多いのです。現にそんなケ一スを小児科医として何例も見てきています。
 あるスナックのママさんが言っていました、「素人の主婦は、絶対に採用しないことにしています。(免疫がついていないし、それに、結婚後に旦那さんから昔の様にほめられることがないので)いい寄る男性に走ってしまいますので・・・!」と。
 男性の場合、自分に納得させる言い訳はこうです・・・→「子どももいるし、自分の妻も自分に今まで尽くしてくれているし、悪くはない。だとしたら、もう、この女を諦めるしかない・・・」って感じで。
 しかし、男性の脳は、そう簡単に諦められない。一生、何かの時に思い出しているケ一スが多いと思われます。ある人は言っています・・・→そんなに真剣に女を愛せる様な一途な男性でないと、大きな仕事は出来てないはずと。
 繰り返しますが・・・→女性には理解できないでしょうが、男性は、過去の女性を引きずって生き、結婚しても残念ですが、本当に愛した女性を忘れることが出来ないのです。これが男の悲しい性(さが)です。

*西田病院勤務の時の小児科受診の診察券です。(←朝、診察前の状態で、これを、睡眠不足の状態で、独りで診ていましたが・・・そんな西田病院も移転して、今は、、かってのその場所、駐車場になっています。)

 (令和5年11月3日、記載)