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退職後の雑感(203)

  「退職後の雑感、田原結節」

 私の姓は、田原で「たはら」と読むのですが・・・よく、「たばる」「たばら」「たわら」などと、いろいろと言われてきていますが・・・。
 医学部の同級生に、初めは、いちいち説明して、「たわら」でなく「たはら」ですと言ってきたりしていましたが、その内、もう面倒くさくなって、仕事を始めてからは、周りから、「たばる」と言われても「たばら」と言われても「たわら」と言われても、「ハイ」と快く返事をしていますが・・・。
 今は、初対面で説明する時には、一応、「田原」の言い方を説明するのに、「田原俊彦」の田原ですとタレントさんの名前を借りて、説明することが多いのですが・・・。(←田原俊彦を知らない人も、今は、多くなっていますが・・・)
 医学部の専門課程で、心臓の刺激伝導系で、とっても大切な「房室結節」のことを知りました。これを発見した大分県中津市出身の田原淳(たわらすなお)氏に敬意を払って、「たわら結節」と言われています。
 ある時、大学の医学部の専門課程で、「中津の田原氏と親戚ですか?」何て教授から尋ねられ・・・その時、「君は”たはら”だね、房室結節は、”たわら”だったね・・・」何て言われたことがありましたが・・・。
 ところが、本当は、田原淳氏の「田原」の読み方、「たはら」が正解みたいなのですが・・・でも、世間では、もう、田原結節は、「たわら結節」となってしまった感じで、どうしようもないですね・・・?!
 田原淳氏の業績は、田原結節だけでなく、それ以下の刺激伝導系まで病理学的に解明しています。日本が誇れる偉大な人なんですね。
 *心臓の刺激伝導系では、(歩調とり細胞がある)洞房結節→田原結節(房室結節)→ヒス束→脚(左脚・右脚)→プリキンエ繊維系→心室筋と伝わります。房室結節内での興奮伝導速度は、0.05m/sで、実にゆっくりとなっています(心房筋・ヒス束・心室筋は、1m/s、プルキンエ繊維系は、4m/s)。

http://mokajima.web.fc2.com/3324.htm(TAHARA)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%8E%9F%E6%B7%B3(田原淳)
*中心に、私と家内が映っています。(7月25日、大分駅で)

 (令和4年7月29日、少し修正して、再掲)