日本の心・さいき

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趣味人間の人生の全て(その8)


 「たはら小児科医院開業時代」

 救急病院退職後、趣味(茶道とヨーガから・・・)の中で、(19床の)入院設備を持っての小児救急を中心とした私の意義深くて楽しい開業医生活でした。
 先の救急病院で、小児科が二人体制になって、いろんな趣味に手を出しました。しかし、中途半端になったことの方が多く・・・通信講座で、「ドラム」や「日本画」にも挑戦しましたが、続かなくて(←通信講座の難しさを知りました)・・・「胡弓」を買って挑戦したのですが、やはり、独学では難しかったです。
 そんな中で、これはと思ったのが、「茶道」と「ヨーガ」でした。
 「茶道」の内容、医学部での解剖学の量以上って感じで、その奥の深さに驚かされました。ただ、お点前の順が決まっているので、救われた気持ちになりました(←医療では、はっきりしないことの方が多いので・・・)。
 次の手順はこれしかないって感じで、(小習い16通りなど)一つ一つ予習をして茶道教室に(火曜日の夜)通いました(←予習を私の様にして来るお弟子さん、今まで、いなかったそうですが・・・?!)。
 「茶道」の練習も、「ヨーガ」も、二人体制になってから、しばしば、小児科部長室でヒマがあればしていました。更には、「西田病院お茶同好会」まで創設して(私が会長で)」会員を集め、昼休みに30分間程、練習をしていました。「西田病院同好会」による初めてのお茶会が開催される予定だったのですが、不幸なことがあって、已む無く中止となってしまいましたが・・・。
 「ヨーガ」は、しばらくして、インドで本格的に修行してきた人から教わる様になりました。部長室でも、自宅に帰っても、しばしばしていました。
 M大学からの小児科常勤医の派遣が突如打ち切られ、アチコチの大学に援助を求めましたがどこも余裕がなく、目途が立たない状態で、仕方なく、(それまで全く開業のことを考えていなかったのに)開業した訳で、経営は、試行錯誤の連続でした。
 が、趣味は、太極拳、太極剣、和太鼓(大太鼓)、篠笛、謡曲、仕舞、水墨画、国際交流、多国語などと、どんどんめり込んで行って、抜け出れなくなってしまい、完全なる趣味人間になってしまいました。
 (多くの趣味の中で)全くの素人経営で、多くの人に支えられて、8年半余の入院設備を持っての小児救急医療をメインとした開業生活が終わりました。
 開業中、近所の小学生を集めて「こども茶会」を創設し、子どもによる「お茶会」を何度か開催しました。
 開院する時も、閉院する時も、「お茶会」をしました。
 多くの人に支えられて成し得たことです。誠に有難う御座いました。

*平成2年11月14日の開業時に、西田病院月報に記載した内容を盛り込んだ本、「続・為になるかも知れない本(中)」を「続・為になるかもしれない本」に続く感じで、発行しました。(←「続・為になるかも知れない本(下)」は、まだ、発行していません・・・←今後、どうするのか、未定ですが?!)
*写真は、(道路を隔てて医院の左にある)佐伯市役所に隣接する「(19床の)たはら小児科医院」を上から見たものです。たはら小児科のマークは、たはら小児科の3つのモットーである「赤の救急」「水色の誠実」「ピンクの寛容」黄色の感謝」を表現しています。

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