日本の心・さいき

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退職後の雑感(127)

  「退職後の雑感、自立心」

 かって、美輪明宏さんが、NHKのテレビの男女の内容で、次の様に言われていました・・・。
 「男は、神経質で、劣等感を持っていて、臆病です・・・幸せは、アッと言う間になくなり、長くは続かない・・・何事も、感謝することが大切です・・・俯瞰(ふかん)で相手を見ることが大切です、同じ人間同士として見ることが大切です・・・」と。とても含蓄のある言葉ですね。
 そうですね、煩悩や強い執着があると、確かに、それで苦しみますね。しかし、執着心を潔く捨てること、凡人には、至難の業ですね。
 大きな組織のトップの子どもの場合、周りからの期待で、大変ですね。医師の家系や、特殊な技能を有する家系や、老舗の家系や、家元の場合、平凡な家系以上に、今の時代は大変だと思います(・・・時代の変化で、維持自体が難しいと思われます・・・)。
 自分の場合、とても恵まれてきていました。自分の父親は、決して、何何になれとは言いませんでした。他の人の意見を聴くことは大切だが、最後は、自分で決めて、自分で責任を取るしかないと言っていました。
 大学入学にしても、結婚にしても、就職にしても、開業にしても、(開業した医院の)閉院にしても、全て、最後は、自分で決めました。だから、結果に全く悔いはないですね。
 結婚した時から、全く仕送りがなくなって、経済的に心細かったのですが、今になって思うと、(私の金銭感覚の関係でか、長女も長男も、高校生の時にバイト経験をしてくれて、それに次女は、高校3年間、佐伯から大分まで、朝早く起きて、遅刻することなく電車で1時間半の距離を通って)、ホントに良かったと思っています。
 「親が結婚に反対したらもう一緒にならん何て関係だったら、どうなるんね、そんな関係なら、結婚しない方がいい・・・」と母親は言ってくれていました。今思えば、そうですね、その通りだと思います。
 今や、人生100年になろうかとしています。スマホで、何処にいても、世界と繋がる時代です。先々、どう変わって行くのか、誰にも分からない時代に突入しています。そんな中で、どう生きるべきか、誰にも分からない中で、自分なりに考えて、この難問を解いて行くしかないですね。

 (令和4年4月25日、記載)