日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

江戸時代は・・・


 江戸時代って、平和な時代が長く続いて、ホントに、日本らしいいい時代って感じに思っている人も多い様ですが・・・実際には、大変な面も数多くあったんですね。
 江戸時代の武士、「士農工商」で、上にあるので、威張れて生活がいいのではと思いきや、そんな武士は少しだけで・・・武士にも、「上」「中」「下」と三段階あって、数としては、その中で、「上」が一番少なく、ちょっとだけで、又、武士の家の長男は、結婚が出来て後を継げるのに、次男参男となると、長男の家で居候って感じになり、長男に子どもでも出来ると、(その家の後継ぎの道が閉ざされるので)結婚も出来なくて、一生独身ってことも・・・?!(←それから逃れるには、養子に行くしかないって感じですが・・・!)
 武士の家系同士で結婚する場合も、「上」は「上」同士で、「中」は「中」同士で、「下」は「下」同士でし、飛び越えてすることはありませんでした・・・!
 武士の刀も、実際には、抜くことは殆どなく、抜けば何もせずに納める訳に行かず、受けた武士も、逃げ出す訳にも行かず、それぞれのメンツを立てる感じで、お互いに死を覚悟して執着が付くことになっていて・・・想像以上に大変な世界です。
 農民一揆も、実際には、殆どなかったみたいで、それを申し出た農民の代表も、それを受け取って上に伝えた方も、共に、自分の命と引き換えってことになっていたみたいですが・・・?!
 百田尚樹氏の書かれた「影法師」の内容ですが・・・→「下」の武士が「上」の武士が通る時、土下座をするのが当たり前だったのですが、「下」の武士親子がそんな場に出くわして、娘の服が汚れるとのことで、座る所に布を置いてさせ、それが原因で、その父親が命を落とす場面が初めの方にありましたが・・・家中心の時代、子どもの不祥事で親が命を落とすこと何て、別に、不思議なことじゃなかったんですね。
 昔は、男は、15歳で元服し、立派な大人とみなされていた様でしたが・・・それに、性も、(武士の娘以外は)おおらかだったみたいですね。

参考図書:「影法師」、百田尚樹講談社文庫、680円

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E5%88%B6%E5%BA%A6