日本の心・さいき

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退職後の雑感(62)

  「退職後の雑感、上に立つ人の責任」

 今からどんどん繁盛して行くだろうと予想される会社、今からどんどんと衰えて行くだろうと予想される会社、どこが違うのでしょうか・・・? !
 (懇意にしている)ある公認会計士が私に次の様に言ってくれたことがありますが・・・→「仕事を受けるかどうかは、トップの人とじっくり話して、後は、トイレを必ず見ます。トップと一番下を見れば、後は、その間にいますから・・・。」と。で、トップが立派で、トイレがちゃんと掃除されていて、初めて、請け負うことを考えるとのことでしたが・・・。
 今の時代、現場の意見を無視して、「トップダウン方式」で経営しても・・・→その時、トップが部下から尊敬され、強いカリスマ性がある時は、部下はそれなりに付いて行きますが、そうでないと、いくらトップがガンガン言っても、部下は、長い目で見れば、次第に離れて行きますね。
 会社が大世帯だと、トップが末端まで一人一人把握するのは、土台無理なことです。トップがよく把握出来るのは、せいぜい、側近の10人程度ですね(10人でも多いのでは?せいぜい5人まで?!)。
 新しい市長が皆の選挙で選ばれると、昔だと、まず、三役の助役・収入役・教育長が決まっていましたが・・・それが誰になるのか、市長の手腕が問われますね。
 その大切な上のポストにふさわしい人をトップがしっかりと公平に選べるかどうかですね。そして、それぞれの領域に関する直属の部下をトップが信じて任せ、何かあれば、最後は、自分が責任を取るって感じの(田中角栄みたいな)スタイルにすれば、トップから信頼されているからって感じで、一生懸命に頑張るのではないでしょうか・・・?!
 今の官僚の様に、各省の大臣がコロコロと代わり、課長→部長→局長→事務次官と、ほぼ、年齢順に(T大中心の)ヒエラルキーのガチガチの官僚組織だと、歳を取れば取る程、後の就職のポストのことを考えて、不安になって、思い切ったことが出来なくなるのでは・・・?!末端の現場の実態を充分に把握する何て、構造上、出來ないのでは・・・?!
 今回のコロナ禍で、いろんな問題が表に出ました。上に立つ人の技量が問われています。
 山本五十六の言葉です→
「やってみせ
  言って聞かせて させてみて
  誉めてやらねば 人は動かじ
話し合い 耳を傾け承認し
 任せてやらねば人は育たず
やっている姿を感謝で見守って
 信頼せねば人は実らず」

 (令和4年19日、少し修正して、記載)

 

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