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退職後の雑感(58)

  「退職後の雑感、断食رمضان」

 16時間以上の断食、昨年の10月頃(?)から始めて、今の所、私に関しては、調子いい感じです(←人にもよると思いますが)。夕方7時には、食べ終えて、朝の12時から食べることが多いので、正確には、17時間空けることになります。何故か、お腹が、さほど空きませんが・・・。(←水分は、摂っていますが)
 佐伯市で小児科医院を開業していた時、土曜の午後、佐伯市に来ているインドネシアからの研修生に「茶道」を教えていました。
 その時に、ムスリムイスラム教徒)が、断食をしているのを直に見ました。夜明け前から日没まで、水も飲まずでした・・・が、その割には、元気なので、何故かなあと思っていました。
 成人かつ健康的に丈夫な男女のムスリムが1カ月、断食する訳ですが、小さい子ども・高齢者・病人・体の弱い人・妊婦・授乳中の母親・戦場の兵士・旅人・生理期間中の女性などは、免除になっています。もしも期間中に、いろんな事情でどうしても中断せざるを得ない場合には、後で、その分を補うことが出来ます。
 子どもにしても、初めから大人と同じでなく、あるムスリムの人の話だと、10歳過ぎでから少ない量から始めることになりますが、7~8歳ぐらいから、それを習慣付けて始めた方が、10歳過ぎて始めるよりも楽だと言われています。
 断食(ラマダン)中は、飲食が出来ないことだけでなく、嘘をついたり、騙したり、下品な話をしたり、口論したり、喧嘩をしたり、淫らな思考をすることも出来ません。
 慣れもあるのでしょうか、毎年していると、そんなにきつくないと言われるし、更には、それを楽しんでいるムスリムも多い感じにも思えます・・・?!
 断食中、私も、眼の前で、点てたお茶を飲む訳にもいきませんでした・・・ムスリムから断食の内容を聞いて、次第に理解できる様になりました。又、ラマダン明けには、ムスリムの手作りの食事で、ごちそうになったこともありました。
 皆が同時に1カ月間する断食と違って、オプショナルの断食もあり・・・→イスラーム歴1月の10日目(9日~10日、又は、10日~11日)・・・(断食月の翌月)第10月の2日~7日の6日間(1カ月の断食をした後、又、するんですね!)・・・更には、毎週の断食オプション日もあって、それは、月曜日と木曜日となっています。
 釈迦は、菩提樹の下で独り断食をして悟りを開いた感じですが、キリスト教徒も、以前は、時々断食をしていました・・・ロシアのある医療機関では、ドクターの元で、肥満治療に断食療法をしている様ですが(断食することにより、悪い蛋白質が初めに使われて、健康になれるのかな?!)・・・?!
 断食の効果は、昔からいろいろと言われていますが・・・ムスリムの場合は、断食を経験することにより、食のありがたさを知り、アッラーとの結び付きがより強くなるみたいですが・・・。

*写真は、1008年4月5日、佐伯の「春祭り」で、市立「汲心亭」で、(私の弟子の)インドネシアの人がお茶を点てている所です。彼とは、今も、フェイスブックで、連絡を取り合っています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%B3(←ラマダンرمضان)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A0(←ムスリムمسلم)

 (令和4年2月15日、少し修正して、再掲)

 

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