日本の心・さいき

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退職後の雑感(57)

  「退職後の雑感、海外から見た日本」

 今は、海外旅行、気軽に行けませんが、このコロナ禍も、落ち着けば、又、以前の様に、出来る様になると思います。それまでに、計画を立てて、夢を膨らませておくのも、楽しいかと思います。海外旅行をすると、想定外のいろんな事を経験します。
 グループでの旅行は、それなりに、楽って感じですが、細切れに動く感じで、自由がないですね。初めての海外旅行では、取り敢えず、グループで行っても、せっかく、高いお金と貴重な時間を費やす訳ですから、次第に、個人旅行に変えた方が、いいかと思います。そうですね、海外旅行も、慣れることが大切かと思います。
 現地の簡単な挨拶程度の言葉も、少なくとも、こんにちは、ありがとう、さようならの3つを、まず初めに言えるようにしておくべきではないでしょうか(←今の時代、インターネットで、それなりに、独学で、どこにいても、誰でもその気になれば、出来ますから)。
 実際に、海外で過ごすと、日本との相違を知って、日本の常識が非常識であることを思い知らされますね。
 私なりに、今の段階で、今までの経験から、それを10程、再掲ですが、述べてみたいと思います。

1、日本は、安全です。それも、他の国と比較すると、超安全ですね。
 日本みたいに安全な国、まず、ないですね。グループでカナダに行った時、引率してくれていた旅行会社の女性が、ちょっとしたスキに、実際に、カナダの空港で、トランクを取られてしまったので、驚きました。幸い、皆の切符は、しっかり彼女の身体と一緒に移動していたので、大丈夫でしたが。
 私は、幸いに、被害に遭っていません。行く前に下調べをして、危険な地域に行かない様にしていますし、どうしてもそこに行かないといけない時には、スキを見せない様に、常に、アンテナを張っていますから。
 治安だけでなく、食事や乗り物や建物など、他の事も、日本は、まず、安全ですね。自然災害は、そうでもないですけど・・・。

2、日本では、時間が極めて正確です。
 日本みたいに、時間通りに乗り物が発着している所、珍しいですね。新幹線で、5分遅れると、お詫びの放送をしていますが、それも、何度もしていますが、海外からの人、不思議がっていますね。
 タイのチェンマイに行った時、大きなデパートの前で、朝、オープン前に、沢山の人が待っていました。日本だと、時間まで待つのですが、そこでは、5分程早めに、開けていました。

3、日本では、乗り物の中で眠っている姿をよく見ます。
 海外では、こんなこと、まず、見かけません。ドバイでは、罰金を取られますよ。日本の場合、治安が良いからでしょうか・・・。
 で、眠っている人、不思議に、着くちょっと前に目を覚まして、遅れない様に、ちゃんと降りて行きますね。こんなこと、日本独特の光景ですね。

4、日本の自動販売機。
 日本の自動販売機、多いですね。温かいのと冷たいのが同じ自動販売機で利用出来るなんて凄いです。それに、故障は少ないし、いろんな種類があり、中心部から離れた田舎のあちこちにも、設置されていますから。
 日本の場合、「無人(販売)」何て言うのもあり、買い手を絶対的に信じているんですね。
 これぞ、正に、「日本の心」ですね。海外だと、自動販売機ごと持って行かれるとか・・・?!

5、日本のトイレ。
 日本では、ウォッシュレットの付いた宿泊施設、沢山あります。海外では、一流のホテルでも、まず、ないです。海外の人、日本に来て、ウォッシュレットを経験すると、忘れられない感じになるとか・・・。それに日本の、トイレがきれい過ぎて、中国の人、驚いていますね。
 パリの街中では、日本の様に、アチコチに無料のトイレ何て、あっても少ないです。そこでは、列ができています。で、1回、利用したのですが、あまり快適でなかったです。
 パリの地下鉄には、トイレ、ありませんでした。あると、密室になるので、治安上、危ないと思います。

6、日本人は、きれい好き。
 東南アジアのある国に行った時、食べ物を食べた後、紙の入れ物を持っていると、「何故捨てないの?」と尋ねられました。ゴミ箱があれば、そこに捨てるのですが、なかったからです。
 見てると、ポンポンと道路に捨てているのです。だから、当然、道路は、アチコチ、ゴミだらけって感じになっていましたが・・・。
 それと対照的に、日本の道路は、実にきれいですね。それも、隅々まで。
 海外で靴を寝室の枕元まで持って来て寝るなんて、日本人には、とても抵抗ありますね。スリッパは、日本人のアイデアから産まれたものなんですね。

7、日本人の断り方。
 カナダのバンクーバーに3週間ホームステイして、そこから語学学校に通っていたことがありましたが、その時、ホームステイの奥さんから、どっちって感じで、白黒付ける感じでよく聞かれました。この人、日本で英語を教えていたこともあり、日本人が、嫌でも、はっきりと嫌と言わないことを知っていたからです。
 そうなんです、日本人、海外で現地の人から買う様に詰め寄られても、ニコニコして断っていますが、これだと、脈ありって感じに誤解されるんですね。海外では、嫌なことは嫌と言う顔をしっかりと相手に見せないといけません。
 海外では、コインの裏表の2種類しかない様に、2者選択しかないと、肝に銘じておくべきだと思います。
 日本人の「考えときます・・・」は、英語の「ノー」のことが多いかと思いますが・・・?!

8、日本人には、ガッツポーズがない。
 ゴルフの松山選手が、プレイ中に、良くても悪くても、(ちょっと不満そうな)顔色をしていることが普通じゃないと海外で騒がれていますが。イチローも、ヒットを打っても、顔色、変えなかったですね。
 将棋にしても、囲碁にしても、相撲にしても、剣道にしても、日本人、勝っても、ガッツポーズ、しません。これ、正に、相手を思いやる「日本の心」だと思います。
 海外だと、久し振りに会うと、凄い抱擁シーンを見ますが・・・。

9、物乞いの人がいない。
 昔、物乞いの人、見ていましたが・・・今は、まず、いませんね。
 海外では、物乞いの人、多いです。特に東南アジアでは。先進国のイタリアでもフランスやオーストラリアでも、人通りが多い所で、よく見ています。
 海外では、特に、東南アジアでは、外見を見ただけで、その人の生活水準がどの程度なのか、少なからず想像が付きます。
 日本では、生保の制度がしっかりとしているからでしょうか?

10、平等の医療。
 日本の医療制度は、世界一と私は思っています。
 1億2000程の数の人口で、37都道府県、大きな差がない感じで、周産期死亡率、新生児死亡率、乳児死亡率、平均寿命(健康寿命も)、少ない医療スタッフで、今、世界のトップレベルですね。これは、実に凄いことなんですが、マスコミは、何故か、あまり騒ぎませんね。
 旅は、行く前に楽しみ、行った時に楽しみ、行った後にも、楽しめますね。身体ごとの体験、いい思い出になります。人生、いい思いで作りも、出来る時に、しておくといいですね。時は、今です。

*写真は、イスタンブールに、2010.5.12~5.27までの15泊、家内と一緒に行った時に、撮ったものです。(←夜遅く、ホテルまで、小走りで帰りましたが、途中で、誰にも会いませんでしたが・・・)

 (令和4年2月14日、少し修正して、再掲)

 

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