日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ラーハ・・・

 写真は、1998年4月5日、敬虔なるイスラム教徒がお点前しているところです。後見人は、私です。
 彼等に、茶道を教授しました。彼らは、インドネシア人でした。熱心で、飲み込みがとても早かったです。
 今の時代、イスラムへの風当たりが強くなり、真の姿を知ることが少なくなっている様に思います。

 以下は、ムスリムが大切にしている「ラーハ」に付いての説明です。

 イスラムの時間には第3の時間があります。
 「仕事の時間」=ジ ョグル、 「遊びの時 間」=ラアブ、そして 「第3の時間」=ラー ハです。
 「ラーハ」は日本語 に訳すのが難しい言葉 です。ぼんやり過ごし たり、お互いに会話を したり、神のことを考えたり、瞑想したり、お祈りをし たりする時間だそうです。
 仕事も一生懸命、遊びも一生懸命がんばる日本人から すると、なかなか理解しにくい価値観です。
 イスラム圏に行くと、ボーッとしている青年とかがい ます。それは、ラーハ、瞑想に入っているということら しいです。日本の人みたいにあわてないんです。
 それが市民権を得ているというか、認められている。 全然、違う世界で理解できにくいです。
 今までに、バングラデシュダッカ、トルコのイスタンブールに、2週間余、滞在しました。
 イスラム教徒の国で、「ラーハ」の時間のことをしっかり考えさせられました。
 いいですね、「ラーハ」の時間。