日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ラーハ・・・

 イスラム世界には、「ショグル(労働の時間)」「ラアブ(遊びの時間)」「ラーハ」という3つの時間があります・・・。
 職人気質の人の中には、朝から晩まで、それも殆ど休まずに仕事をしている人が時にいますが・・・それで家族が納得していればいいのですが、子どもも奥さんも不満を抱えていれば・・・→イスラムの人から見ると、ちっとも美談でないのですが・・・。
 楽しいことが一番って感じで、朝から晩まで遊んでばかりでは・・・やはり、イスラムの人から見ると、いい姿ではないのですが・・・。
 で、一番素晴らしい姿とは、「ラーハ」の時間を持つと言うことらしいのですが・・・。
 「ラーハ」にピッタリの日本語の言葉がないのですが・・・ある人が、「ゆとり」と「くつろぎ」を足して「ゆとろぎ」と言っていますが・・・。
 具体的に「ラーハ」とは・・・→「家族や友人と過ごすこと」、「祈ること」、「眠ること」、「旅をすること」、「勉強すること」、「知識を得ること」、「詩をつくること」、「唄をうたうこと」、「ぼんやりすること」、「寝ころがること」、「瞑想すること」とのことですが・・・。
 イスラムでは、ラーハが持てるようになれば、子どもから大人になったことを意味するとのことですが・・・?!
 アメリカには、公正労働基準法(The Fair Labor Standard Act:FLSA)という法律があり、これが日本の労働基準法に相当する法律で、最低賃金と超過労働時間に適用される割増率を中心とする法律で、それ以外の労働時間・休暇・休日などに関しては一般的に事業主と労働者間で締結される労働協約・契約によることとされており法律による規定はありません。
 日本では、有給休暇が保障されているのに、多くの職場で、完全に消化し切ってない(取れない?)人が多いのが現実の姿です。
 その点、ヨーロッパの多くの国々では、長期休暇を多くの人がバッチリと取って楽しんでいます。ロシアだと、国が会社に2週間の連続休暇を与える様に、義務付けているとか・・・?!
 明日は恒例の「五橋祭(ごきょうさい)」、桶太鼓を独りで担いで打つことになっていますが・・・これも、私にとっては、「ラーハ」ですね。