日本の心・さいき

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マンツーマンで・・・

 病院の斜め前にある「上天草市立上天草看護専門学校」の看護学生3年生(36期生)が、小児科外来に、4月15日の火曜日から、実習で来ています・・・(同じ生徒さんが、2人火木、1人水金と別れて、次々と来ることになりますが・・・)。
 講義の内容を尋ねても、スッカリ忘れている感じですが・・・突発性発疹症と麻疹と風疹の発疹を大きく見せて、説明したりとかして・・・マンツーマンで教えるといいみたいで・・・実習は、やはり、とても勉強になるみたいですが・・・?!

 実習生には、以下の質問をして、ポイントを確認していますが・・・→(時々内容を変更していますが・・・)
1、子どもの見方(機嫌、顔付、食欲、睡眠)
2、小児の救急疾患「カ(仮死)キ(気管支喘息)ク(クループ)ケ(痙攣)コ(呼吸窮迫症候群)」、(熱があれば)髄膜炎、(不機嫌であれば)腸重積症
3、急性虫垂炎の3徴(発熱、腹痛、嘔吐、一番大切な症状は、腹痛)
4、髄膜炎の3徴(発熱、頭痛、嘔吐、一番大切な症状は、頭痛)
5、脳腫瘍の3徴(頭痛、嘔吐、うっ血乳頭)
6、急性(糸球体)腎炎の3徴(血尿、浮腫、高血圧)
7、急性胃腸炎の症状5つ(嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、発熱、一番大切な症状は、嘔吐)
8、風疹の症状4つ(頸部リンパ節腫張、発熱、発疹、眼球充血)
9、流行性耳下腺炎の合併症4つ(髄膜炎、難聴、精巣炎、膵臓炎)
10、麻疹で、鼻汁と咳嗽のないことがあるか?(ない!、必ずあり)
11、水痘とアフタ性口内炎のウイルスは、同じものか?(違う、水痘と同じウイルスは、帯状疱疹
12、喘息性気管支炎と気管支喘息の違いは?(小学校になれば、喘息性気管支炎と言うべきでなくて、気管支喘息)。
13、白血球数とCRPと血沈、経過が一番早く現れるのは?(白血球、CRP、血沈の順)
14、溶連菌感染症アデノウイルス感染症の症状の違いは?(共に熱があり、咽頭が発赤あり、白苔もあることが多いが、溶連菌では、咳・鼻水は、原則的にない。痛みが強い。元気ない。アデノでは、咳・鼻水あり、発赤や白苔ははっきりとあるのに、あまり痛がらないが多い、元気がさほど落ちてない。)
15、ウイルスや細菌による疾患名(呼吸器疾患のウイルスでは、鼻炎→ライノウイルス、咽頭炎アデノウイルスクループ→パラインフルエンザウイルス、細気管支炎→RSウイルス、呼吸器疾患の細菌・マイコプラズマでは、副鼻腔炎・中耳炎→インフルエンザ桿菌&肺炎球菌、咽頭炎→溶連菌、急性喉頭蓋炎・気管支炎→インフルエンザ桿菌、学童の肺炎→マイコプラズマ、大人の肺炎→肺炎球菌など)
16、小児科の特徴(子どもは、大人を小さくしたものではない・・・、新生児は、小児を小さくしたものではない、年齢による検査値の正常値の変化など・・・)

*写真は、突発性発疹症→風疹→麻疹の順です。