日本の心・さいき

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受験教育再考・・・

 受験に合格させる為に、マンツーマンで教師が付いた感じで、勉強時間をチェックし、更には、1日の行動までチェクし、その子に合う宿題を毎日の様にドッサリ与え、教師も生徒もお互いに一生懸命に努力している例がありますが・・・で、それで成績が上がって、首尾良く合格しても、その先はとなると、どうでしょうか・・・又、不合格になって、自信を失くしてしまった場合には、どの様に対処すべきでしょうか?!
 合格することに主眼があって、その後のその子の精神的な成長のことは、あまり考えていない気がするのですが・・・?!その後、首尾よく大学に入っても、勉強に身が入らなくて遊び中心になったりしている例もありますが・・・。
 教育の効果は、直ぐには出ません。人格の形成ともなると、尚更、先のことです。試験の点数には、少なからず直ぐに出るかと思いますが、それで、学問の面白さが分かったり、協調性や独創力や思いやりまで身に付けるとなると、どうでしょうか・・・かなり奥まった感じで教育しないといけない感じがしていますが・・・?!
 車の免許を取るのに、前々から受験勉強をしている人、いません。筆記などは、その直前に必死になって覚えて受験するのが大部分です。免許証を取得しても、運転の初心者で、細かいことは、その後に経験して身に付けるしかありません。資格試験の勉強や受験勉強は、多くのことを犠牲にして長期間に掛けてするものでなく、車の免許を取る時と同じ様な感じでしてもいいのではないでしょうか・・・?!
 義務教育だと、生徒にちゃんと教える義務があるので、又、量もさほど多くないので、(生徒が少なければ)何とか教えられるはずですが(それでも、塾に行っている子が多いのは、受験の為・・・)、上の学年に上がれば上がる程、量が多くなるので、教師が何もかも細かく皆に教えることが次第に不可能になります。
 受験勉強の多くでは、競争競争で、誰かが落ちて誰かが合格することになります。試験が難しいと、どうしても、受験に関係ないことはしない傾向になりますが・・・そうなると、もう、ゆとりもなくなって、教養を高める為に勉強って感じもなくなってしまって、学問の面白さも味わえなくなるし(他人との競争を充分に楽しんでいる人もたまにいますが・・・)、人格形成にはほど遠い感じになっている気がしてなりません・・・(我慢して頑張る力は身に付くかも知れませんが、失っているモノの方が多い気がしてなりません・・・?!)。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20130822/1