日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

私の提案(その4)・・・


 「マシュマロ実験」が教育者の講演などでしばしば取り上げられますが・・・この実験、スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが、1972年に、子ども時代の自制心と将来の社会的成果の関連性を調査する上での有名な実験で・・・具体的には、4歳の子どもに、眼の前に美味しそうなマシュマロを見せて、15分間、我慢出来れば更にもう一つマシュマロをもらえるかどうかの実験で・・・スタンフォード大学では、「人間行動に関する、最も成功した実験のうちの1つ」とされていて、その後も、その子どもがどうなったかと、15年以上の追跡がなされていますが・・・→
 我慢できた子は、IQが高く、学業成績もよく、収入も多くなっているとの結果を出していますが・・・確かに、それは認めざるを得ない感じですが・・・しかし、それで本人がより幸せになっているかどうかとなると、又、別問題ではないでしょうか・・・?!
 そんな感じで、沢山の4歳児にマシュマロ実験をして、ずっとずっと先までその子を追跡して、我慢出来た子どもの方が、(一生の)社会貢献度がより高く、過剰のストレスも少なく、生活習慣病や病気になる確率も少なく、幸福度が高く、長生きしたってデータがあれば、それなりに説得力があるでしょうが・・・?!
 今この瞬間を充実して生きるのか、先まで考えて生きるのか、その先も、どこまで先を考えて生きるのか、人それぞれで、それがどの様にその人の充実感と結びつくのか(幸福度)となると、簡単に結論が付けられないと思うのですが・・・?!
 「日本の男の子は、皆、マザコンだ!」と言う人もいます。確かに、草食系で優しい男の子が多くなり、俺に付いて来いって感じの逞しい男性、少なくなった感じがしていますが(若者の精子の数も少なくなっていますが・・・?!)・・・私自身は、男の子は、やはり、(許される限りの失敗を沢山させてあげて?!)武者修業的なことを出来るだけ若い時にしておいた方がいい(←出来れば、子どもから進んで)と思っていますが・・・?!
 今、仕事をする意欲がない若者が10人に1人程いるとも言われていますし・・・大学を出て難儀して会社に就職しても、3年間で、その3割がその会社を退職しているとのことですが・・・?!
 落とす為の色合いの濃い共通テストを廃止して、到達度テストを、それも年に2〜4回との意見も出ている(?!)昨今です。家庭も学校も社会も一体となった感じで、小さい時から競争競争で、成績至上主義的に鍛える様な教育の仕方、他人との勝負に勝つことに価値を置く様な生き方は、もう止めるべきです。それに、(合格率がほぼ決められている感じの)資格試験の在り方も、当然、見直される時代に来ていると思います。
 次第に暑い夏が始まります。長い夏休み、山に登ったり、川で魚を釣ったり、海で泳いだり、アチコチ、家族で旅行したりして過ごすことの(素晴らしい)意味をもう一度考え直し、今までの子どもとの関わり方をチェックして、反省して見る必要がありそうですね・・・?!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%83%AD%E5%AE%9F%E9%A8%93(←マシュマロ実験)