日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

事実は事実・・・

 現在、インフルエンザが猛威をふるっています。今年は、A香港型が多くて、どうも、ワクチンがよく効いていない様です。先ほども(11日の夕方)、40度程の熱で3歳の女児が来院しました。この子どもの場合、前日も来院していて、その時には、RSウイルスかなと思ったのですが、きつがれば明日(11日)も来なさいと言っていたので、来院し・・・→インフルエンザの検査をすると、(この子が通っている園にはインフルエンザの子はいないと言われていましたが)A型で、バチっと線が出ました。この子どもさんも、ワクチンは、しっかりと2回していましたが・・・(→ワクチンをしてきた者として、正直、申し訳ないって感じですが・・・)。
 20〜30年前では・・・→インフルエンザの検査もなく、特効薬もありませんでした。佐伯市の救急病院に勤務していた時、1日に3人ほど、インフルエンザによるけいれんで来院したこともありましたが・・・。
 当時は、ライ症候群が話題になっていて、アスピリンの是非が問われていました。解熱剤として、アスピリンを処方する小児科医が多く、ボルタレンやポンタールの使用する小児科医も少なからずいました。今は、熱さましと言えば、アセトアミノフェンだけって感じになっていますが・・・。
 長年見ていると、昔は、(3月の終わりからの)春休みに入るまで、流行が途切れることなく続く感じになって、春休みに入ると、それが終息し、ホッとしていました。
 それがしばらくして、3月の終わりにならずに、インフルエンザの流行が見られなくなり、その後、短期間に流行して嘘の様に短期間でサッと終息する感じになってしましました。
 ところが、近年、4月以降に(主としてB型が)、インフルエンザが流行する感じになって、2月の大流行がなくなってしまいましたが・・・今年は、何故か、2月が、多くなっています・・・。
 今日の新聞にも、対策として、手洗い・うがい・マスク・かかったと思ったら早めの受診と書かれていました。専門家も、テレビでそんな感じで言われることが多いかと思います。
 しかし、毎年、一向にインフルエンザの流行、収まりません。事実は事実です。何故でしょうか?