日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・ある小児科医の独り言・・・


 (今回の京都旅行で)「大徳寺」に行った時、そこの和尚さんが、枯山水を指差して、「(石の)カエルと牛、どちら向きに泳いでる?」と尋ねてきた。「流れに逆らって、川上の方向に泳ごうとしている。流れに逆らって泳ごうとしている。つまり、このことは、過去に囚われ過ぎていることを意味している。人間、過去に執着してはいけない。過去は過去、今から生きる上では、今の現実を見ることが大切。過去ばかりを振り返る人は、いつまで経っても、川下に行けない。今を、そして今からどうするのかが問題なのです・・・」って感じで言われた。
 そうだなあ、人生今や100年近くになろうとしているのだ。何が良かったのか、後にならないと分からないことが多いと思う。自分の知っている(身近な)人の中には、・・・父親の倒産が財産となった感じで、公認会計士になった人がいるし・・・父親が土木業で倒産し、本人は、体が弱くていじめにあっていたのに、拳法道場を開いてその会長になった後に、建築士で活躍することとなり(私の家も設計してもらったが)、今や東京のある大学の教授になって後輩の指導に専念している人がいるし・・・現役の時は、管理職にも付かず、疲れた感じで教師をしていたのに、退職した途端、人が変わった様に、ボランティアの会を作ってその会長をして、他人のお世話をする為に走り回っている人もいる。
 過去が良かったか悪かったかと言う区分け自体が、適切かどうかって問題の気もするけど・・・?!いろんな失敗も何もかも肥やしにして、現実を見て、今から先のことを考えるべき。過去は過去で、もう後戻りできない。今から先のことを考えた方が賢明。今からの自分は、今の自分の姿から出来るもの。時は今なのです。