日本の心・さいき

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社長の後継者がいない・・・

 日本の経済界の深刻な悩みとして、「社長の後継者がいない、世界と闘う人材不足・・・」との内容が、9月5日(水)のNHKのクルーズアップ現代で取り上げられていました。
 何と、今の日本企業では、社長の後継者がいない所の方が多くなっているのです(6割いない!)・・・「社長が見つからない」という理由で廃業する企業は、何と年間7万社も・・・今や、世界を見据えて進出していかないと生き残れない時代で、このグローバル化に対応できる人材が必要となっていますが・・・語学力があって、豊富な海外経験があるだけでなく、仕事にも精通している人となると・・・→今の社員の中にいないことの方が多いのです・・・?!
 経済界では、常に新しいものが要求される時代です・・・特に日本の様に資源がない国では、技術で新しいものを創り出して勝ち残るしかないと思われます・・・となると、不確実性を伴いながらも、新しいアイデアを打ち出して、それを周りに理解させて、大胆な意志決定をして、それを実践して行ける能力が問われることになりますが・・・。
 どんな人格者が社長としてふさわしいのでしょうか?政治家では、橋下徹大阪市長の様な人でしょうか・・・この人に多くの人が言い寄るのは、やはり、大阪知事としての実績があったからだと思います。
 そうですね、いいビジョンを掲げて、それが実行できそうな人が社長としてはふさわしいと思います。つまり、「有言実行」、これが一番大切ではないでしょうか。
 橋下氏の場合、父親のことや女性関係など、いろんなことが暴露されていましたが、彼はちっともひるみませんね。強いですね。失うものはもうないから、怖いものはないって感じですが・・・それに、自分がしてきて間違ってきたことは、素直に謝っていますね。(←スゴイと思います・・・)
 私の場合、一応、19床の開業医でしたが・・・社長の器ではなかったです・・・診療が上手に出来ることと経営が上手に出来ること、関係ないみたいですが・・・?!
 私の医師生活で、今でも素晴らしい上司だったと思っていますのは、研修医時代にお世話になった(故人ですが)宮崎県立宮崎病院のK小児科部長(副院長でもありましたが)でした。
 K先生の回診時、説教じみて言われることはありませんでした。診断や治療に迷っていると、そのことに対して、ホンのちょっとだけ言われていました。それが、後で考えると、実によく的中していました。
 部下思いで、自宅や角店でよく食事に誘われました。アルコールの入った中で、いろんなことを教わりました。それに、見えない所の研修医の頑張りを見逃すことなく(もちろんサボっている所も)、しっかりと見てくれていました。時々、尊敬と感謝の言葉を頂き、それがやる気を増幅させていました。
 ところで、社長とまではいかなくて、父親の存在って、家での長って感じですね。いつまでも、奥さんから感謝され、子どもからも慕われている父親でありたいと思っていますが・・・。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20101209/1(二代目)