日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

救急の日・・・

 昨日は、救急の日(9月9日)だった。
 そうだなあ、小児科医は、救急との闘いだなあ。
 昨夜、19:30前に、6歳の女児が嘔吐で来院。頭痛、腹痛、嘔吐、微熱あり、鼻汁、下痢、咳嗽はない。祖母が連れて来ていて、「この子が、暑い中にいたのに、水を飲んでいなかった・・・」と言う。よく汗をかく方だと言う。
 「熱中症」になった感じ。顔色が悪いし、脱水も疑われるので、点滴をした。髄膜刺激症状は、頭を前に曲げても、足を上げても、全くないので、髄膜炎は否定的と説明。
 点滴をしても嘔吐が続くので、(点滴内に吐き気止めのプリンペランを入れているのだが)やむなく、五苓散を注腸した。すると、嘘みたいに元気になった。検査では、脱水所見以外に、特に問題なし(尿アセトン陽性)。
 これで行けるかなと思っていたが、再び、22時過ぎに嘔吐あり。で、やむなく、再び、22時半に、五苓散の注腸をし、嘔吐止めの座薬(ナウゼリン)を御守りと言ってあげ、23時半まで点滴する様にして、帰した。(23時に自分が帰る時、深夜又来院した時の指示をカルテにバッチリ書いたが、この時、救急車が来ていて、当直の医師もナースもそちらに)
 経過を見ることが大切だなあ。(その後、電話も掛かることなく、早朝にも、来院してなかったが・・・)