日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

貧 乏

 物乞いって、今の日本では、殆ど見かけない。海外に行ってみると、アチコチで見かける。オーストラリアやイタリアの観光地でも。
 見てると、お金を入れる人、思った以上に多い。物乞いの人、ちゃんと働ける感じの若い女性もしていたのには、いささか驚いてしまった。そんな女性だと、男性が(カッコ良く?)コインでなく紙幣を前の帽子に入れていた。
 タイやインドネシアの観光地でも、物乞いの人に、現地の人でさえ、恵んでいる光景を何度も見てきた。
 日本では、どうかなあ?昔は、物乞い、時々見ていたけど、・・・。今の日本では、生活保護と言う制度があるので、それを申請している様だ。その数が、飛躍的に増えているとか。
 歯を食いしばって頑張る人の給料よりも、生活保護者が手にする金額が多いとなると、これは、やはり問題だと思う。昔は、生活保護者、止むに止まれぬ状態になって、とてもとても気まずい感じで生活されていた様に思う。
 昔、自分の家の前に、とても貧しい家族が住んでいた。時々、その家に遊びに行っていたのだが、体の細い父親は絵描きだったが、仕事が殆どない様で、逞しい母親は、不安定な日雇いの仕事(漁業)をしていた。子どもも、3人ほどいた(その家族5人と一緒に、我が家6人が、同じトイレを共有していたが)。
 お腹がすいている時、その子ども達が泣いていて、近所の人たちが、(やはり苦しいのだけれども)食事を与えていた。
 ある年の暮れ、役所の方からお金を持ってきて、それをその家の母親が受け取っていた。それを子どもながらも(小学校2年生の時)実際に見ていて、自分の家はとても恵まれているなあと思っていた。
 そんな環境の中でも、子ども達は、目を輝かして、普段は、実に明るかった。今のバングラデシュの子ども達と同じ感じだ。
 周りは皆貧乏だったけど、助け合いの精神が今以上に強かったと思うけどなあ、・・・?!
 タイのチェンマイのゲストハウスに1ヶ月半いて強く思ったこと、・・・「(年間、タイで自殺者が20人程しかいないらしいが)ここでは、ヒトは、困った時、他人と上手にコミュニケーションを取ることさえ出来れば、生きられる。つまり、少なくとも、こちらが危害を及ぼさないことが伝えられて、自分がどんなに困っているかをしっかりと伝えられれば、飢え死にすることは絶対にない!!」と。
 タイでは、年中、暖かいし、食べ物は豊富。チェンマイでは、年間100万円で、しっかりと生活ができます(コンドミニアムに住んで、メイド付きで,。インドネシアだと、その半分で、・・・?!)。