日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

住み易い都市は、・・・?

 (昨年の6月8日に発表)
 英誌「エコノミスト(Economist)」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit、EIU)」が実施した調査では、・・・世界各都市の暮らしやすさを医療サービス、治安、文化・環境、教育、インフラ整備の5項目について調査した。
 その結果、トップ10のうち6都市をカナダとオーストラリアの都市が独占。1位のバンクーバーは、「カナダの高度なインフラによる恩恵は大きい」との評価を得て98%を獲得した。一方、最下位のハラレは、「混乱が続くジンバブエ情勢」が災いして37.5%だった。
 2位はオーストリアのウィーン(Vienna)だが、3位はメルボルン(Melbourne、豪)、4位がトロント(Toronto、加)、5位にパース(Perth、豪)、6位カルガリー(Calgary、加)と、オーストラリアとカナダの都市が続く。7位はフィンランドヘルシンキ(Helsinki)、8位がスイスのジュネーブ(Geneva)で、9位は同点でシドニー(Sydney)とスイスのチューリヒ(Zurich)が並んだ。
 日本からは大阪が13位にランクイン。東京は19位だった。
 最下位はジンバブエノのハラレで、バングラデシュダッカは、ワースト2位だった。
 バンクーバーに行った時、人々がとても親切だった。道に迷うと、そこに通りかかった人の方から、何か困ってないかと尋ねて来る。トロントに住んでいる人も、親切だった。
 ワースト2位にダッカがなっているが、ダッカの中でも、住む所で、かなりの差があると思われる。ダッカの人の場合、経済的に3つのランクに分けられる感じに思えた。約1割の上のランクの人は、車を持っている。ダッカ以外では、この割合は、0.5割ぐらいになるみたいだ。
 約4割を占める中のランクの家庭では、女中さんを雇っているし、その家庭の食事は、そこの奥さんは作っていない様だった(ダッカにも、糖尿病センターがある?!)。自分がホームステイした家庭には、車はなかったが、自分の寝る部屋には、冷蔵庫もあったし、お客さん用のトイレは別で、しかも、水洗だった。(風呂には、シャワーは、付いていなかったが、不思議なもので、それにも、右手を使って食べることに慣れた様に、1日で慣れてしまったが。)イスラム教の世界のせいか、人々がとてもフレンドリーで、男性からしばしばハグを受けた。通る道路にゴミは確かに多かったけど、異国の人をもてなす心は、最高だと思ったけど・・・!
 約半分を占める下のランクでは、電気もない家が多く、とても貧しい感じに思えたが、そこに住む子ども達、目を輝かして生き生きしている様に感じた(朝から、花を売ったり、廃品回収のごみを拾ったりの仕事をしていたが)。
 住めば都って言葉がある。誰の目でそのランクを付けているかが問題だ。ブータンは、とてもとても貧しいが、幸せ度は、日本よりもはるかにはるかに上だ。
 幸せになれる条件、日本人も、考え直すべき時に来ているのかも知れないかな?http://memorva.jp/ranking/world/eiu_liveability_2009.php

*写真は、5年前のバンクーバートロントダッカ



*写真は、5年前のバンクーバートロントダッカ