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小児科講義終了

 昨年の6月26日〜昨日の1月29日で、一応、上天草看護専門学校での32期生の小児科の講義が終わった。1回100分の20回。20回目以外は、全て、講義終了後に試験をしてきた(その殆どにスライド試験を含む)。
 自分なりに、毎回、内容を変えている(昨年と同じだと、教える方も、面白くないので)。試験問題も、常に、変えている。と言っても、大筋は、大切な所はだいたい決まっているので、昨年の分を手直ししして、修正した感じの内容になってはいるが。
 今回は、小児科20回だったが、次の33期生からは、カリキュラムが変わって、15回で終えないといけない。その減った分、新たに、国際看護学と言うのが入ってきて、それを少し教えることになっているが・・・?!
 最後の20回目は、試験なしで全員に100点を上げて2.000点満点とした。最高が、1.774点だった。100点満点だと88.7点となった。幸いにも、昨年同様に、60点を切って追試を受けるべき生徒は、誰もいなかった。が、19回の総計では平均60点に達せず、最後の高ゲタでかろうじて60点に達した学生が一人いた。(多い年には、10人以上に追試験をしたこともあった)。
 1番には、自分の作った(A4版で41ページからなる)「医師国家試験小児科の手引き」の小雑誌と、自分の著書「為になるかも知れない本(上)(中)」2冊とDecemberのCDの4つを上げた。2番には、3つ、3番〜5番には、2つ、6番〜15番までは1つ(CDを15枚、2種類の本を11冊持って行った)。
 最高点を取ったのは、一度社会人となっていて、再び看護師を目指して入学した(子持ちの)男子学生。
 見ていると、この人だけでなく、社会人を一回経験した人、成績がいい。土台、講義中の眼の輝きが違う。
 自分の時を考えても同じだったなあ。他の学部を卒業しているのに、再び医学部入学していたクラスの同級生、やはり、真面目で、成績も良かったなあ。
 看護学校の教務主任と話した、・・・「この時期、胃がチクチク痛みます。それが4月ごろまで続きます。入ってくる生徒のことと、(来月看護師)国試を受ける生徒のことで。・・・今年は、昨年と比べて倍ほど受験生がいたけど、選ぶのって、難しいんですよ。一番大切なのは、やる気なんですが、それが見抜けなくて。・・・内申書には模範生って感じで書かれているのに、・・・会っても挨拶もちゃんと出来ない子もいて・・・」と。そうだよな、東大に合格しても、東大に入るまでの人と、東大に入ってからの人との二つに分類できるって感じでも言われているけど。
 今、アルバイトで勤めているこの病院は、特殊だ。3万4.000人の人口に、病院がここしかない。5.000人のこの町に、開業医がいない。そして、この町に、看護師を目指しての看護専門学校がある。
 開業医の代わりに健診に行き、看護学校の講師をし、そして、自分がこの天草に住んでいる時は(病院の道路隔てて前にあるアパートにいる限りは)、常に、小児の救急を、平日だけでなく、土・日・祝にもしている。(時間を決めているので、又、数が少ないので、それが可能になっている)
 今から、10時からの小児科診察の前に、病棟に入院している1歳の女児で、RSウイルス感染症で入院した子どもの診察に行こうかな。
*右に上天草総合病院、真中から左側手前に、看護専門学校が見える)