日本の心・さいき

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予防接種過誤・・・

 小児科では、予防接種で、かなり神経を使わされる。それに、今年は、新型インフルエンザも入ってきた。そうでなくても、小児科では、量が年齢によって違う。インフルエンザを例にとると、乳児では0.1mlだが、1歳〜5歳は0.2ml、6歳〜12歳は0.3ml、13歳〜は0.5mlとなっている。とても凄く太った子どもの場合は、この量でいいのかなあって思うことも多いが・・・。
 以上の量は、インフルエンザの場合で、三種では、乳児でも0.5mlとなっていたり、ややこしい。で、右左と交互に打つとなっているので(前回接種の時と期間がかなり長ければ、利き腕の反対側を打つことも多いが)、それなりに神経を使う。3歳前後の男の子の場合、不意に動かれると、(力が強いので)抜けることもある。
 前回施行した医療機関の場所が自分の所でなかったり、母親以外の人が付いてくいて、「私、頼まれたので・・・」とか言われて、母子手帳を持ってこなかったりして、・・・。
  問診して、熱もないかどうか確認して、喉をしっかり診るなど診察をして、問診票に所見を書き込み、カルテにも記載し、母子手帳にも記載し、コンピューターに打ち込む。
 もう、かなりかなり前になるが、BCGを打つ担当になっていて(数が多いので、問診は別の医師がしていたが)、親の希望で、ツ反が陰性なのにBCGを打ちたくない人がいたのに、間違って、その問診表が自分の方に紛れ込んできて、そのまま打ってしまった。
 それからが大変だった。母親が立腹し、後日、市役所の関係者と一緒に自宅まで行って、詫びた。「今度からは、ちゃんと気を付けて間違いない様にして下さい!」と注意を受けた。
 患者さんが多かったり、医師が急いでいると、それなりに注意力が散漫になっている。そんな時が危ない。ベストコンディションでいつでも診療できる様に心掛けたいものです。
ところで、新型インフルエンザンの予防接種、2月もずっと打つことになっているが、いつまでするのかな?
 昨年の暮れに、インフルエンザになっているのに、予防接種を打ちに来ている人もいた。打っている中に、気付かない内に感染している人も少なからずいるかな?