日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

平成の日本・・・

 平成31年1月6日(日)の夜、BS朝日1の「日曜スクープ」で、解剖学者の養老孟司さん(81歳)が、今の日本の姿を語られていました。それを聴いていて、そうだなあと思うことが多かったです。
 その中で、自然から学ぶべき、寛容度が狭い、便利だけど不便だなどと言われていました。合理的・経済的・効率的を求め過ぎていることにも、触れていました。
 その点に関して、私なりの見解を述べたいと思います。
 例えば、インフルエンザに付いて言えば・・・→
 予防接種で、今年も、もめました。12月になっても、インフルエンザワクチンが手に入らないのです。で、2回打つべきところが、1回で済ましたり、1回も、諦めたりとか・・・。
 で、熱があると、インフルエンザの検査を求める人、沢山います。まだ、熱が出て、ちょっとしか経っていないのに、それを求める人、多いです。中には、微熱でも、それを求めるケースもあります(時に、それで、陽性に出ることもありますが・・・)。
 検査と抗インフルエンザ薬がセットになって、使用されています。それで、世界のタミフルの7割が、日本で使われているとか。検査にしても、凄い医療費が使われています。
 インフルエンザの予防接種の副作用、ありますが、あまり問題にされません。インフルエンザの予防接種をしても、急性脳症になっている例、あります。インフルエンザのワクチンをしても、毎年、学級閉鎖が起きています。
 ワクチンを打っても、インフルエンザに掛かります。掛かれば、薬を積極的に多くの人が服用しています。
 やはり、基本は、流行時期には、免疫力が低下しないようにしておくこと、インフルエンザに掛かれば、安静で静かに寝ていることが大切だと思います。しかし、仕事をするので、抗インフルエンザ薬を下さいと言う人、多いですね。
 正に、行政も医療機関も、今の日本、「合理的・経済的・効率的」を求め過ぎている結果ではないでしょうか?
 それに、つい最近、高額な抗インフルエンザ薬(ゾフルーザ)も、発売されました。しかし、とても高価ですし、耐性の問題もあり、先々のことを考えて、今は、あまり積極的に使わない方がいいような気がしていますが・・・?!
 ところで、WHOは、2017年6月に、新しい「必須医薬品」リストで、タミフルを「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げしていますが・・・!