日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

くだらない語学学習(その3、アラビア語)

 アラビア語は、アフリカのコモロの人から教わりました。彼は、高校時代、エジプトで生活し、その後、別府のAPU(アジア太平洋大学)に進学しました。(アフリカにいる父親は、アラビア語の先生とのことでした)。その時に、私は個人レッスンをしばらく受けました(白水社のエキスプレスの本を半分しました.。スワヒリ語も少し教わりました。)。彼は、敬虔なるムスリムでした。
 発音は、あまり注意を受けませんでした(前もって、CDで練習していましたが)。難しい発音は、①と②と③と④だと思います。その4つ共、オの口をして言うと、上手く発音できる様です?アラビア語に特有なのは、喉の奥から出す独特の発音の仕方、それと、声門閉鎖音だと思います。
 ヘブライ文字では、初めのアレフのアは、母音でなく子音です。アラビア文字でも、初めのアリフのアも、母音でなく子音です
 アラブの国で最も大切な挨拶の言葉である(ダッカでも、しばしば耳にしましたが)「アッサラーム・アライクム」の初めのアは、普通のアですが、後のアは、アリフのアの発音なのです。
 アラビア文字は、(定冠詞が付くと発音が違ってくる)太陽文字14文字と月文字14文字にまず分けます。私なりに、図の様に整理しています。似たもの同士を集めれば、覚え易くなるかと思います。甲乙丙の乙の字の文字が3つもあります。カーフも2つ、ハーは、3つもあります。
 ここで、タガログ語ミャンマー語にもよく見られる声門閉鎖音について、説明します。「アッアッアッ」と言った場合の「ッ」がその音なのです。最後に、「アーッ」って感じで、声門閉鎖音で終わる文字が、太陽文字には、5つ、月文字には6つもあります。 
 みみずのはった様な字、それが「アラビア文字」。しかし、アラブの人達も、日本のひらがなを見て、そう感じています。お互い様です。
 日本には、書道がありますが、アラブの国にも、アラビア文字の「アラビア書道」があります。いろんな書き方があり、(イラク便やエジプト弁やシリア弁やモロッコ弁などの)方言もあります。
 アラビア語は、ヘブライ語やディベヒ語と同じく、右から書きます。28の文字からなり、大文字小文字の区別はありません。それに4文字加わると、イランで使用されているペルシャ文字、更に3文字加わると、パキスタンで使用されているウルデゥー文字となります。
 28文字で大変そうですが、要領よく覚えれば、覚えられます!まずは、しばらく、じっと見つめて愛着を持つことです。点が付いているだけで、似たもの同士が多いです。発音も、要領よく覚えれば、さほど難しくありません。
*最後に書いてるものは、挨拶の応答です。アッサラ(l)ーム・アラ(l)イクムと言われれば、ワ・ラ(l)イクムッサラ(l)ーム(ここでのラは、4つ共、「r」でなく「l」で発音すべし)と答えましょう。「アラビア語」「ベンガル語」「ヒンディー語」で書いています。