日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

奇跡の生還・・・

 第1福竜丸が転覆して、奇跡的にそこにいた7人の内の3人が助かった。中にいた4人は、外に出て、生死を分けた感じになっている。
 瞬間的に転覆して、中に沢山空気が溜まったのが良かったみたいだ。泡で、酸素も供給されていた様だ。
 助かろうとして、出ようとしたが、冷蔵庫があって出れなかった。途中で3人の内で一番若い人が出ようとして、残りの2人に止められている。
 どうして助かったと思いますかとの質問に、「解りません・・・」と答えている。
 ホントに偶然が重なってよく助かったものだと思う。転覆地点から100Km離れた所。黒潮に乗っていれば、遠方に、又、それよりも北の位置にあれば、冷たさで亡くなっていたと思われる。それも、薄暗い中で何と90時間振りに。想像以上に心細かったはずなのに、3人でお互いに励まし合ったのが良かったのだろう。
 外は大しけ。外に出た4人は、中にいる人を助けようとして、外に出て救援を頼もうとしたのだろうが、強い台風で、行方不明になっている。
 登山で迷った時は、動くなとよく言われる。焦ってアチコチ進むと、もっと迷路にはまり込んでしまうことになる。ある人は、通った元の場所に戻れアドバイスする。
 人生でも、どう転ぶか、分岐点に立つこと多い。結果論で、後で、どうしたら良かったのか解ることが多い。
 生きる上で、どの人からも見放されて、最後の正念場になった時、アイウエオの最後の「ん」の付く3つのモノがどうなるかの決め手になると、昔、聞いたことがあります。それは、勘(カン、第6感って感じのひらめき)、根(コン、根性)、そして、運(ウン)。
 何か、人生ではどうしようもない「運」って言うのを感じてしまいました。