日本の心・さいき

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新型インフルエンザの治療・・・

 国産の新型インフルエンザのワクチンが10月末から使用されると言う。しかし、それまでにピークが来そうな感じだが・・・。
 ワクチンの効果を高める為にアジュバントを入れる場合と入れない場合がある。三種混合の予防接種(DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風)では、不活化ワクチンの為に、抗体価が上がりにくいのでアジュバントを入れている。初めに3回打つ時、左右交互に打つが、それでも、時にパンパンに張れ上がることがある(多くの医師が経験済み)。
 インフルエンザのワクチン生成に関しては、アジュバントを入れることで、4〜10倍に希釈しても効果があるらしい。しかし、アジュバント(アルミニウム化合物、MF59、AS、AF03)を入れることで、その副作用が大きくならざるを得ない。
 ワクチンの開発は、1945年に始まり、1972年にスプリットワクチン、1976年にサブユニットワクチンが開発されている。
 ウイルスの作成にあたって、当初は、ウイルス粒子を全部使うホロワクチン(全粒子ワクチン)だったが、副作用が強い為にスプリット(粉砕化)ワクチンとなっている。
 新型インフルエンザウイルスに対して、日本で作成しているワクチン、外国から輸入するワクチン、客観的な視点で見るとどんなものかな・・・?!
 FDA米国食品医薬品局では、季節性インフルエンザと同じ工程で製造したワクチンを点鼻ワクチン(フルーミスト)としてを購入したみたいだが、(これだと鼻粘膜の抗体価も上がるみたいだが)日本での許可はかなり難しいだろうなあ・・・?!

*サブユニットワクチンとは(フリー百科事典より引用)
免疫系に示す抗原としてウイルス性物質を接種しない。ウイルス中の特定のタンパク質を分離して接種する、などの方法がある。この方式の弱点は、分離したタンパク質が変質する可能性があり、その場合ウイルスに対応するものとは別の抗体が作られてしまうと言うことである。他のサブユニットワクチンには組み替え型ワクチンがある。これは対象となるウイルスのタンパク質遺伝子を別のウイルスに注入する方法である。この第二のウイルスはタンパク質情報を発現するが、病気のリスクはない。この種のワクチンは現在「肝炎ワクチン」に用いられており、「エボラウイルス」や「HIV」など、予防接種が難しいウイルスに対するワクチンを作るため、さかんに研究されている。

 新薬CS―8958は、第2世代ザナミビルで、日本で開発段階にある。ノイラミニターゼを阻害する薬剤。タミフルリレンザが1日2回、5日間の投与が必要なのに対し、長期間効くCS―8958は1回の投与で治療が可能とのこと。
 新薬T-705も、開発中で、期待が大きい。タミフルより効果が高く、安全域も広いと言われている。従来の抗インフルエンザ薬とは作用機序が違い、RNAポリメラーゼ阻害薬ということで、他の薬に耐性のウィルスにも効く可能性がある。

 取り敢えず、私の場合は、柴胡剤(具体的には、柴胡桂枝湯を朝1包夕1包、3日間、2週間おきに)を服用して免疫力を高めていますけど。
 ワクチンを打っても5カ月しか有効に抗体価は上がらないし、毎年、連続変異で新型も変わって行くし、実際に罹患した方が免疫力が付いて連続変異にも強いし、長い目で見るとあまり差がないと言った意見もある様ですが・・・?!