日本の心・さいき

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民間病院の実態・・・

 昨日(27日)、ある病院の副院長とスーパーローテートのドクター(まだ、専攻する科を決めていない)と19:00〜22:00過ぎまで話をしていた。
 副院長は、60歳近いのに週1回当直、時に週2回の当直があり、その時には、血圧が高くなってきつかったとのこと(当たり前だよな)。で、当直明けも当然普通に働き、土曜の午前中も、いつも仕事で、責任上、ホント頑張っているが、体大丈夫かなあ?!
 スーパーローテートのドクターの話だと、地方の大学、とにかく、残る人が少なくて、それから民間病院の派遣となると、大学も大変なので、もう人がいなくなる。特に、産科と小児科は、最も厳しいって感じ。
 副院長の話だと、大学からの派遣だと、ずっと常勤医並みに働かせると、今の時代、大学から派遣してもらえなくなるので、そうなると週に2回は休ませる感じになり、その分、又、ずっとそこにいるドクターの負担になるとのこと。
 又、副院長自身は、救急病院で子どもも来るが、本当は診ないといけないのだろうが、何かあれば責任取らされるので、小さい子は、やむおえず、断っているとのこと。
 経営も、どこも大変みたいだ。医療費が上がらないし、長期に薬が出せるので、その分、来院する回数が減っている。ドクターの少なくなった分仕事量が増えていて、しかし、給料は減らされ、・・・体が資本だが、だんだん歳とるし、いつまで体が持つかなあ何て言っているが・・・想像以上に、民間病院の現実は厳しいと思われる(自治体病院の多くも同じだが)。
 スーパーローテート中のドクターも、どの科も問題が多過ぎて、どの科を選ぶか、躊躇している感じ?(スーパーローテートの給料、年俸、360万、バイト禁止、それ以後、大学に医員で残ると、もっとダウンとなる!!)
 全国の多くの個所で、こんな感じかなあ。民主党の医者5割増しの話も出て、いきなりされては、教育も追い付いて行けず、現場は混乱状態となるだろう、・・・稼ぎが少なくて役立たないと思われた医者のフリーターも多くなるかも(医師には、失業保険を納めていても、適用されない!)。