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ミスの予防は・・・?!

入学試験問題が、難し過ぎると言われたり、適切な解答が一つでないなんて感じで問題にされること多いけど、その後、その問題の採点がちゃんとされていたかどうか何て、100%大丈夫って言えないんじゃないのかなあ。
 昨年度の鹿児島大学の歯学部のマークシートの卒業試験で不合格とされた学生が、「納得できない」として、問題と自分の解答を開示するよう要求した。その結果、開示された解答を自己採点した結果、ミスが判明した。
 鹿児島大学は8月27日、2005、08年度の歯学部卒業試験で採点ミスがあり、男子学生8人を誤って不合格とし、留年させていたと発表した。その8人は歯科医師の国家試験を受験できず、新たな学費を負担するなどの被害を受けていた。
 大学の発表によると、試験はマークシート方式で行われ、05年度は68人、08年度は60人が受けたが、両年度の採点を担当した教授(58)のミスで05年度は本来合格していた3人が、08年度は5人が不合格とされた。08年度の試験では、教授がパソコンで学生の答案と解答を照合した際、別の問題の解答で採点するなどしていたとのこと。
 自分の時には、マークシートの試験何て、一度もなかった。卒業試験何て、半分は論文式で、何も書いていない西洋紙が配られ、「○○に付いて書け」って問題が黒板に書かれて、エッチラエッチラ書いていたのを思い出す。今は、国家試験チックにマークシート形式になっているんだなあ。しかも、その間違いを指摘した学生、勇気がいったに違いない。
 マッ、こんなこと、試験ではよくある話かな。元京都大学の森教授も言っていたなあ、「(数学の問題で)解き方に8通りの方法があるかなと思って出題するとと、京都大学を受ける受験生、20通り以上の解き方で解いてくる。途中でつまづいて、ホラ、解けないんだヨ、その方法ではと思っていると、その内、同じ方法でちゃんと最後まで立派に解いている答案に出くわす。そうすると、こちらも慌ててきて、途中まであっていた前の答案を多くの中から探し出して、そこまでの点数を上げないといけないことになる(この作業が大変)・・・」と。
 大学入試の傾向がガラッと変わったり、資格試験の傾向がガラッと変わること、よくあること。又、他の大学入試の問題がそのまま私立の入試問題に出されたり、昨年と同じ様な問題が出されたりと、予想が全く付けられないこともある。
 今回の様に、明らかにミスを大学側が認めてくれたからいいものを、大分県の教員採用試験の様に、試験問題の解答用紙の保存がちゃんと義務付けられているにも関わらず、直ぐに捨てられてしまって、その責任を誰も取ろうとしない何て、やはり、おかしいかな。
歯科医師の数は、今の日本、過剰状態にある。そんな中で、大学のあり方が国家試験中心に、国からも大学からもされている感じの今の姿、夢を持って入った学生さん達が、本当に気の毒に思えてなりません。