日本の心・さいき

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盆踊り太鼓(15日)

 佐伯市蛇崎に19時前に行った。番匠(ばんじょう)川を渡って初めの角のガソリンスタンドで尋ねると、向こうに見える公民館だろうと言われた。で、行くと、女島で会った太鼓打ちの人がいた(昨日、延岡出身で、盆踊り太鼓を打つのが上手なこの人から、今日、蛇崎で盆踊りがあることを教えてもらったのだ。昔、この子どもさんを私はかかりつけの医者として診ていたが)。19:30から始まるという。
 その公民館の駐車場に上品なおばあさんが座っていた。肌の色も良くて、とても元気そう。歳を聞くと93歳と言う。80歳前と思っていたが。この新しい公民館が30年程前に出来る前から、公民館の世話をずっとしているとのこと(館長?)。
 29歳の時に、(当時36歳の)旦那さんが、戦争中に台湾の沖で亡くなって、後家になったと言われた。昭和18年〜19年は、戦争で旦那をなくした後家が沢山いたと言われた。女一つで大変な苦労をしながら、3人の子どもを育てて、永いことずっと一人でいるとのこと。
 (ムムッ、子どもがいて、旦那さんが早く亡くなっている人、ほとんど例外なく長生きしている感じだなあ・・・何故かなあ?!)。
 おばあさんの話だと、昔は、ここでの盆踊り、沢山の人で大変で、18時過ぎから朝方まで踊っていたとのこと。ホント、少なくなったと言われた。今年は、4人の位牌があって、線香をあげて祈った。
 19時半前から、盆踊りが始まった。獣医の○田君がしばらくして来た(彼が毎年ここで打っていると、昨日、聞いていた)。
 (一緒に来た彼の奥さんの話だと)彼は、池船地区の子ども達に、11年間も盆踊り太鼓を教え続けているとのこと(新しい太鼓打ちがいなくて、それも、子どもが特にいなくて困っているのに、池船地区は、その心配全くないとのこと)。彼の父親も盆踊り太鼓を打ち(尺八が上手なことで有名だったが)、彼は父親から小さい時から教わり、又、子ども二人(男)にも教えてきているが、今日は、子ども二人がどうしても別のイベントで来れなかったとのこと。
 自分の場合、依頼されて、佐伯のみなと地区の子ども達に盆踊りを教えた。息子にも教えたが、残念なるかな、実践まではいかなかった。(現在、息子は、月に2回、東京のライブハウスでメタルで演奏していて、もう1年以上になるが。つい最近、CDも出したみたいだが・・・?!)
 地踊りは、○田君とそこの人の2人が打ち、それ以外は、4人が代わる代わる打った(が、地踊り以外では、自分が一番沢山打ったかな)。○田君の地踊りの打ち方は、本物で年期が入っているなあと思った。自分が初めに打つと、93歳のおばあさんから、とても上手だと言われた。
 (小学生の低学年の)子ども達が、休憩時間に太鼓を打っていたので、休憩後に「佐伯音頭」が始まると、手をとって打たせてあげたら、喜んでいた。日本だと気軽にこれが出来るが、オーストラリアだと、子どもに前もって許可を得ないと出来ないなあ(生徒の体にバチを介してもむやみに触れない)。
 (高校の時の同級生の)○田君、今から(別の土地に)新しく病院を作り直すとのこと。奥さんが、「私たちのかってからの夢ですから、悔いが残らない様にしようと言うことで、・・・」と言われた。
 スゴイなあ。もう、自分には、大きな借金をする勇気はないなあ。
 夢を持って何か大きなことをしようとする人、何かを任されて社会に役に立っている人、元気だなあ。