日本の心・さいき

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大相撲・・・

 大相撲名古屋場所が開催されている。私が小さい時は、年に4回あって、終了後の毎回の成績表を新聞から切り取っていて、時々眺めていたのを思い出す。
 昔は、大分県出身の「玉の海」と言う力士がいて、父がラジオを聴きながら一生懸命に応援していた。玉の海は、全勝優勝をしたこともあり、又、相撲の解説者で、自分が相撲を取った後に、自分の取り組みを解析し、誰が優勝するのかを解説していたが?!
 現在、幕内力士の内、外国籍の人は、何と42人中16人もいる。その内訳は、モンゴルが10人、グルジアが2人、ブルガリアエストニア、ロシア、韓国がそれぞれ1人。
 都道府県別で見ると、青森県が6人で、次が大分県の3人。青森県は、相撲ファンが多いので有名な県。大分県はと言うと、双葉山で有名な中津があるし、宇佐の方では、相撲がとても盛んだが、佐伯の方でも、少し盛ん。(サッカーは、とても盛ん)
 嘉風(よしかぜ)は、佐伯出身(私が佐伯で医療していた時に診ていた大西君)で、前半は負け越すことが多いが、後半に粘って勝ち越すことが多い。反対に、千代大海は、前半快進撃を続けていても、後半、ドドッと信じられない感じで黒星が続くことが多い。千代大海は、かっては、大分県の警察関係の人では、誰も知らない人はいないって感じで、パトカーからしばしば追い掛けられていて、それも、「廣嶋、止まりなさい!」って感じで、名前を言われていた(それが優勝した時には、反対に、彼がパトカーを先導していたが?!)。大分県だけでなく、九州中にもその「ワル」の強さが轟き渡っていた(しかし、彼の場合、弱いものいじめをしたり、自分から手を出すことは、決してなかった)。しかし、今は、正に仏さんの様な顔になっているが(私も、嘉風の次に大好きだが)。
 ゴルフの石川遼君が、タイガーと堂々と戦って、外国のマスコミから注目され始めている。イチローにしても、アメリカでのファンは多い。オバマ大統領も、イチローの大ファンだとのことだが。
 相撲界では、東西の横綱がモンゴル出身だが、彼等は、日本人以上に苦労してここまで来ていると思う。シンクロの女子監督に日本人がなって、非難を浴びたこともあったが(中国は、それで銅メダルを獲得したが)、サッカーにしてもプロ野球にしても、監督が外国籍の人は多くなっている。
 能力があれば、皆の信頼を得ることが出来れば、今は、国籍なんて関係ない時代なのだ。
 プロレス界で、戦後の日本で人気のあった力道山、彼は、北朝鮮の人だった。王選手にしても、高見山にしても、日本人は、彼らを日本人以上に、尊敬の目で見てきている。
 最近他界された囲碁藤沢秀行氏も、世界に囲碁を広めることに努力し、又、国籍に全く関係なく弟子を指導していた。
 世界の国々の人に、スポーツや日本の伝統文化だけでなく、教育にしても、医療にしても、差別なく、恩恵が与えられることが望ましいと思われる。

(今まで、日本文化に興味のあるインドネシアの人やアメリカの人やオーストラリアの人に、直接、茶道や和太鼓を教えてきている。国籍に関係なく、興味を持ってくれる子ども達に、どんどん教えていきたい気持ちで一杯である。)