日本の心・さいき

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ヒト以外からヒトを見ると・・・

 ヒト以外からヒトを見ると、どう見えるのだろうか?
 エジプト政府が、国内のブタを全て抹殺することにしたらしい。イスラム教では、豚肉を食べることは御法度となっているが、全て抹殺する何て、し過ぎじゃないのかなあ。今までも、ニワトリが、トリ型インフルエンザを防ぐとの大義名分で、どれだけ多くの国々で無慈悲に沢山殺されてきたことか。
 そんなトリ型インフルエンザ、出現してから流行しない。エボラ熱などのウイルスが時々出現しているが、これ、ヒトの森林伐採によることが原因らしい。クマが民家に来て悪さをするのも、ヒトがクマの住み家を奪ったことによるケースが最も多い。
 ヒトが生き物の頂点になっていると考えること自体不自然で、ヒトは、単なる自然の一部に過ぎない。生き物は、必ず死ぬし、ヒトがどうあがいても、死ぬのだ。
 多くの生物が、生き物同志とはもちろん、自然界とも共存して今日まで来ている。生物、最後は、微生物に食べられてしまい、又、宇宙の一部になって行くのだ。焼いても、その原子は、宇宙をさまよい歩いて、又、どこかの一部になるだろう。
 今回、ブタが原因と言っていたが、それは間違いで、ブタに接していないヒトも発病していて、よく調べたら、ヒトとトリとブタの遺伝子が一緒になっている型とのこと。豚の肉は、牛やトリの肉よりも安く、世界で見ると、牛よりも沢山摂取されている。先のエジプト政府の処置にも代表される様に、ヒトって、いとも簡単に他の動物を殺す感じで、他の生き物を何と心得ているのかなあ。今でも、ヒト同志、アチコチで殺し合っているけどなあ、それも、何度も人類を破滅される核なんかも持って。
 どんなにヒトが努力しても、ウイルスは、それをあざ笑うかの様に、スリ抜けて、変身している。ここらで、考え方を変えるって方法、あると思うのだけれども。つまり、もう、防ぎようがないと考えて、軽くする方法や、罹患した時の対処の仕方だ。
 睡眠不足だと、症状が重くなりやすい。疲れていると、症状が重くなりやすい。合併症があると、症状が重くなりやすい。精神的に落ち込んでいると、症状が重くなりやすい。これ、確かなこと。
 日頃から、ニコニコ顔で、ストレスを抱え込まずに適当に発散する術を身に付け、食事に気を付け(例えば、お年寄りのヒトの場合は、低たんぱく血症にならない様に気を付けることなど)、睡眠を充分に取り、適度の運動をし、姿勢を正し、競争よりも調和を重んじて、前向きに生きる何てことが、大切な気がするけどなあ。電動歯ブラシで、1日3回、しっかりと歯を磨いて口腔内を清潔にしておくこと、経験的にかなり効果あると思っているけど。
 医食同源と言う東洋医学的な考え方で、今以上に、食事に気を配ること、大切かなあ。免疫力を高める意味で、漢方薬を使う道もあると思うけどなあ(私自身は、咳して診療するのは、患者さんに申し訳ないと思って、インフルエンザ流行の時期は、2週間おきに、3日間、柴胡桂枝湯を内服していますけど。柴胡剤で免疫力を高める方法、もっと強調されてもいいんじゃないのかなあ)。