日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ある小児科医の独り言(その70)

 看護師の国家試験発表があって、病院の斜め前にある「上天草市立上天草看護専門学校」の合格者は、39名受験して38名合格となっていた。合格率が、全国平均90%ちょっと切っている。昨年は、90%ちょっとで、今年は、問題も難しかった感じだ。昨年は、2名が不合格(一昨年は、現役が全員合格)が、今年は、現役が1名不合格。
 (上)天草市にあって、人口わずか5000人しかいない所の(龍ヶ岳)町にある看護専門学校が、全国相手にいい成績を上げているなんて、ホント、嬉しい。
 今年は、昨年と違って、基礎的な問題が結構あったかな。講義で、発生学・生化学・免疫学をそれなりに教えていたことが少しは役になったかな(国家試験前に、その為の特訓講義をしたが)。
 卒業して国家試験に合格した看護師さんの就職率は、100%だ。この不景気の時代に、今まで頑張ってきた甲斐があったって感じだ。
 成績悪かった子も、最後に合格すれば、帳消しかな。イチローも、最後に最後に一番肝心な時にヒットになって、完全に帳消しになったなあ。
 入試なんて、最後に帳尻が合えばいい訳で、それで多くのことを犠牲にする必要はない。
 私が今年受験した看護学生に試験前に言ったこと、「もう、諦めなさい。もう間に合わない。ただ、体のコンディションを整えて、出来る問題を落とさない様にすること。後は、祈るしかない。落ちても、それで人間性が否定される訳ではない。ただ、国試の勉強が足りなかっただけと思うべき。永い人生、落ちても、そんなことたいしたことないから・・・」と。
 この助言、効いたかなあ・・・?!

http://www.cityhosp-kamiamakusa.jp/kango-gakkou-seikatu.html