日本の心・さいき

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ある小児科医の独り言(その7)

 昨晩、民放で、50分間程、「コンカツ(結婚活動)」の番組があっていた。
 40歳前後のアラフォーの人で、相手がいない人が7割近くていて、その内、5年以上が半分近くいるとのこと。
 女性の場合は、結婚願望はあるのだけれども、いい人がたまたまいないで来ているって感じの人が多いみたいだが・・・。女性が、自分を磨くことに一生懸命で、技能も身に付け、教養も身に付け、お金もある程度持っていて、さて、ないのは結婚相手だけってケースも多い様だ。
 反対に、男性は、収入がどんどん少なくなって、自信を失っており、いいと思ういい女性がいても、いい寄る勇気もなくなっている。精子の数も、少なくなっているとのちゃんとしたデータもあるし。
 それと裏腹に、親の結婚願望は以前として強く、親同士が子どもの資料を持って、お互いにお見合いして、決めようとしているケースも現実にあり。
 最後は、お金を払って、ある結婚斡旋の会社を通じて相手を探すって結論になって行くか、諦めるかって感じなっているのかな?!
 何でこんなことになってしまったのかな?昔は、周りのおせっかいおばさんがほっとかなかった。近所のおばさん、沢山資料を持っていて、独身若者に、集中攻撃を浴びせていた感じだ。
 昔の田舎では、女性の場合、20代前半で結婚していた例が大半だった感じで、(小学校時代に)お見合いシーンを障子の隙間から見ていた記憶がある。私の両親も、結構、いろんな男女の結婚の仲を取っていた。
 しかし、今は、医療事故と同じ感じで?、結果が悪いと大変だ。もう、個人で紹介が気軽に出来る時代ではない感じだ。かくして、コミュニケーション力の低下した男女は、コンカツと言う活動をしないといけないことになる。就職活動と同じ感じで。
 結婚は相性だと思うし、性格は違った方がいい感じだが、価値観は同じ方がいい感じがする。そして、もっと大切なことは、相手にいろいろ求めるよりも、相手に何がしてあげられるかを考えた方がいいと思うけどなあ。
 マウスで実験してみると、オスのマウスは、初めはメスと一生懸命に交尾をしているが、しばらくすると、その同じマウスとは、全くしなくなる。で、新しいマウスをそこに入れると、又、新しいマウスと交尾を始め、それも、又、しばらくするとしなくなる。
 人間もマウスと同じだとは思いたくないが、・・・。人間の場合は、動物的な行動に道徳や知性がそれに加わっているので、それに、一夫一婦制では、そんなことはあってはいけないことになっているが・・・。
 親が、塾やおけいこ事を沢山強いて、受験勉強中は、異性を避ける様にし向け、子どもは親の言われるままに育っていると、・・・自分で考え、自分で責任を持って行動すると言うことが出来なくなるんじゃないのかなあ。親がいつまでもいる訳じゃないし。
 昔は、3高(高学歴、高身長、高収入)が、ちょっと前までは、3低(低姿勢、低リスク、低依存)と言われ、時代と共に、変化しているけど、今はどうなのかな。
 その内、逞しい女性が結婚しなくなり、そんな女性の体外受精が盛んになれば、結婚している男が珍しいって時代になるかも知れないなあ。
 男が野生を取り戻せる様に、親も社会も、それなりに努力することが大切かな。
 アメリカの人が言っていたなあ。日本の高校生、まだ子どもだと。それに反して、アメリカの高校生だと、もう大人って感じらしい。