日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・イラクからのメイル・・・

(11月8日の深夜に受け取る)
 ・・・イラクはバクダットを中心とした大部分はアラビア語ですが、北イラククルド自治区にあります。以前、フセインがアラブ化政策をしようとして、化学兵器をばらまいた所でもありますが、湾岸戦争以来、イラク内にクルド自治区とを設立することに成功しています。クルド人とは、国家をもたない最大の民族と言われており、イラン、トルコにまたがってクルド人が存在します。イラク以外では、自治区はもたずつらい立場にあるようですね。
 脱線しました・・ですので、クルド自治区クルド語です。ただ病院内は、バクダッドから逃げて来たDrもたくさんいて、アラビア語クルド語、英語が飛び交っています。
 先生のおっしゃるように、イスラム圏の人々は、本当に客人を丁寧にもてなしてくれます。祝日である金曜日には、多くの人から誘いをうけました。本当にいい人達です。
 仕事も午前中で終わり、午後からはプライベートクリニックで3時間ほど働いて終わり。のんびりしてみんな人生を楽しんでいます!本気でこっちで働こうかと考えています(でも日本人学校がないのがネックです・・)
 ・・・
私の返事:
 もし、自分が若かったら、私も先生の活動に参加したい気持ちです。結婚して家庭があると、なかなか難しいですね。もしも、自分が独身だったら、そんな感じで、海外で自分の医療を納得できる感じで永くしているかと思います。今は、もう、還暦前で、視力も落ち、セーブせざるを得ませんが。
 狭い所に永くいると、視野が段々狭くなります。自分で気が付かないのです。周りがそうだと尚更ですね。先生の様に、海外でそれも、イラクの様な所で医療をされること、今後の○○先生の患者さんにとっても、先生にとっても、絶対に+ですね。
 日本の医療、皆保険制度など、確かに素晴らしい所もありますが、日本では、医師のレベルが高いのに、医師が納得できる感じで医療が出来ないのは、誠に残念なことです。
 ○○先生がいなくなって、上天草病院ではとてもショックでしたが、今年の春から外科の先生が大学と関係なく赴任して来て、深刻な医師不足もなくなり、今は、活気に溢れて、久々の黒字の病院になっています。時々、「○○先生は、良かったよなあー」と今でもスタッフが時々つぶやいていますが。先生の存在は大きかったです。
 イラクから帰って、ゆっくりと話が聞きたいです。