日本の心・さいき

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退職後の雑感(443)

  「退職後の雑感、チェンマイ

 日本の人口がどんどん減少しています。そんな中で、今までしてきたことをずっと続けることばかりで、いいのでしょうか・・・?!先々、外国人の割合が、10%にもなります。英会話も充分に出来ない、試験の為の勉強、立ち止まって、おかしいと思うべきではないでしょうか・・・?!
 今からの子ども達には、もっと先を、もっと世界を見て欲しいと思います。
 私がタイのチェンマイに1カ月半余滞在していた時、そこでのいろんなツアーに参加しました。
 夕方からのタイ舞踊を見に行った時、会場の近くで、小さな子ども達が歌っていました。正に、何かを訴える感じで、(ニコリともせずに)大きな声で歌っていました。その子どもの前には、お金を入れる入れ物が置かれていました。
 観光客に親がモノを売っても売れないので、子どもに売らせて、親が後ろに控えていること何て、発展途上国の国々では、普通によく見かける光景です。
 日本の同じ年代の子ども達(小学生)がそれを見れば、如何に恵まれているかが実感できるはずです。
 ある朝、NHKの朝の番組で、「子どもの鬱」のことが取り上げられていましたが・・・今の時期、大学生に、「5月病」で精神的に悩んでいるケースもあるかと思いますが・・・。
 新学期が始まり、都会では、小学生で塾通いを始めた子どもも多いと思います。入試では、どんなに頑張っても、入学する数は限られていますので、落ちる子が必ず出ます(少子化で、時に、定員不足の学校も増えている様ですが・・・)。はっきり言って、落とす為の試験の意味あいが強いのですが・・・そんな競争の中で、「思いやりの精神」や、「視野を広くする目」何て、果たして、養われるでしょうか?!
 東南アジアでは、月に3万円もあれば、家族が養えるケースが多いのですが・・・塾に行くお金があれば、是非、そんな所に行って、出来れば、ホームステイして、(長い夏休みにでも)2週間前後滞在すれば、その子にとっては、一生の財産になると思っているのですが・・・?!
 子どもは、社会の大事な宝です。せっかくの宝を埋めたままにして欲しくないと思っています。

*10年前に記載した内容を少し修正しての再掲です。
*写真は、私が、タイのチェンマイにある学校で、和太鼓の演奏をした時の模様です。

 (令和5年4月29日、記載)