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滅多にないこと

  「滅多にないこと」

 世の中には、想像も出来ない感じで、滅多にないことが起きることがあります。医療の場合でも、それがあります。
 大きな癌が消失したとか、余命宣告を受けても、その後、ずっと元気に生きている例とか・・・。

 妊娠する為には、SEXをしないといけません。しかし、今の時代は、試験管ベービーの様に、人工的に妊娠させることも可能になっています。
 1863年5月、アメリカでは、南北戦争の時でした。銃撃戦の時、銃弾が北軍の兵士の股に当たり、精巣を打ち抜き、近くで他の兵士の手当てをしていた看護師の腹部に当たりました。その看護師は、全くSEXの経験がないのに、次第にお腹が大きくなって行きました。彼女自身、妊娠しているとは全く思っていなかったのですが、日毎にお腹が大きくなって行き、被弾して278日後に、3600gの男児を出産しました。
 分娩の時も、彼女の処女膜は傷ついていませんでした。SEXによって妊娠したとは考えられませんでした。
 その後、生まれた子どもの陰部が腫れた為に、医師が呼ばれ、その子どもの陰部を診ると、陰部に銃弾の破片を発見しました。その弾丸は正に彼と彼女が同時に被弾した弾丸と一致しました。
 往診した医師は、妊娠する可能性のない彼女が妊娠したのは、弾丸を受けた時、彼の精巣の一部がはじき飛ばされ、弾丸に精子がくっつき、彼女の卵巣を直撃し、たまたま排卵の時期であった卵巣に入り妊娠したと考えました。
 医師は、それを兵士に話し、彼女と見合いさせました。お互いに気に入った二人は、結婚し、それから、普通の方法で更に三人の子どもを産みました。

 この事実は、偶然とは言え、二人が全く赤の他人で、全く知らない同士で、知らない時に妊娠する可能性があることを我々に教えていますね。

 身近な話で、仕事を一緒にしていたある30歳前の薬剤師さんが、次第にお腹が大きくなってきました。独身で、男性がいるとの噂を誰も聞いたことがなかったし、本人も、(正直な人で)その可能性はないとキッパリと言っていました。しかし、日増しに大きくなって、いろんな噂が立ちましたが・・・。
 で、病院を受診した結果、大きな卵巣腫瘍が見つかり、手術して、事なきを得ました。

(令和3年6月1日、記載)

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