日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

逆転人生・・・

f:id:masatahara:20201007084108j:plain


 令和2年10月5日(月)、22:00~22:45、NHKテレビの「逆転人生・コロナ新時代の先駆け旅館」と題しての内容、感動しました。
 関東にある老舗の大きな旅館で、10億円の借金があり、それから立ち直る内容で、なるほどなあと頷くこと、多々ありました。
 女将(テレビに出演)が流産の恐れで入院している時に、義理の母(夫の母)から、10億円の話を初めて聞いて・・・家を継ぐ意志は全くなかった夫は、急遽、仕事を辞め、夫婦で、老舗の旅館を建て直そうと決意して・・・いろいろ試みて、次第に成果を上げて行く内容でした。
 職員が120人もいて、これを3分の1の40人にし、各人が自分の仕事だけしかしなかったのを共有にしようとして(→縦の繋がりだけだったのを、横の繋がりを緊密にして)、その為に、夫の案で、ITを使い(←板前さんは、初め乗り気でなかったが)、職員皆がお客さんの状態を把握できる様に共有して、足りない状況であれば、直ぐに、手伝いに行く体制を取り、乗り切って行ったのです。
 使ってなかった部屋も使う様にし、リフォームもどんどんして行きました。料金も上げました。
 ここで、隠れた大きな問題がありました。休めないことで、せっかくの職員が退職するのです。女将自身も、休めない状況の為、自分の子どもとの触れ合いの時間が殆どないことに気付いて・・・→何と、月曜の11時から火曜日を休みにし、更に、月曜の11時から火曜と水曜と、定休日にしてしまったのです。
 で、売り上げは少なくなったものの、必要経費もそれ以上に少なくなり、料金を上げたのに、お客さんは少なくならず、利益はどんどん膨らんで行きました。女将も職員も充分に休めて、目出度し目出度しとなりました。
 このコロナ禍の時でも、常連のお客さんが利用してくれて、売り上げは、普段通り(それ以上)となっています。
 多くの経営者が学ばなければいけないことが、ここに示されている気がしてなりません。