日本の心・さいき

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ゆとり・・・

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 多くの開業医の先生方は、独りで頑張っているケースが多いかと思います。独りだと、何から何までしないといけないので、忙しいです。診療能力と経営能力は、別次元ですから、経営能力のない医師は、経営でぶつかった時、代わりのいい人がいないと、大変です。
 1+1=2と、数字の上では、成り立ちますが、それが、医師のエネルギーの場合は、1+1≧2となるのです。と言うのは、独りが休んでいる時、他方が、エネルギーを充電して、もっと頑張ることが出来るからです。
 医師は、いつも、100%の力を出していると、いざと言う時、もう、それ以上の力が出ないので、倒れてしまいます。いつもは、少しゆとりを持って、70%ぐらいの力を出していると、危機の時、フルの力が出て、困難を切り抜けられると思います。
 この「ゆとり」が何事も大切ですね。ゆとりがあって、アイデアも生まれ、充電も出来ると思うのですが・・・。
 我が母校の臨床の教授が言っていましたが・・・→「大学は、いつもセカセカ忙しくしていると、アイデが出てこない。時間にゆとりがあって、その時に、いいアイデアが出てくる。だから、大学は、暇でないといけない・・・。」と。
 今でも、有給休暇を取れない職場も多い様ですが、経営者は、法律的に認められたその休暇を100%取る様にするべきです。それが、やる気を起こし、能率アップにも繋がり、会社の為にもプラスに働くのです。
 朝から晩まで、時間に追われて、ゆっくり休む暇が無いなんて、いつかは、躓きますね。
*写真は、2012年5月、フランスのベルサイユ宮殿で撮ったものです。