日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・スタッフ不足・・・

 保育士や介護士不足の一番の原因として、給与の低さがあげられます。今の倍にしたら、アッと言う間に、不足が解消すると言う人もいます。きつくても、それなりに評価されていれば、我慢できると言う訳です。
 それでは、給料が高ければいいのかと言うと・・・田舎での医師の場合は、どうでしょうか?
 田舎の病院では、とても、給与が高いです。しかし、医師は、不足がちです。独りの医師の仕事量が、多いのです。
 当直の翌日も、医師が少ないと、普通通りに働くのは、当たり前です。当直と拘束を入れると、その回数が、月の半分近くになるケースもあります。
 本人の医療費が要らないと、時間外に、何度でも来院するなど、これって、おかしいのでは・・・。
 田舎では、そんな本人の医療費が無料の人の存在で、病院が成り立っているとしたら・・・そう考えると、益々、田舎での勤務、医師自身も、悩みます。
 ある医局で、教授が、一人ずつ、医局員を読んで、本音を尋ねてみました。
 「次の3つの内で、一番大切なモノは何?」
 「お金?」「ポスト?」「時間?」
 で、一番多かったのは、お金でなく、ポストでもなく、「時間!」だったのです。今の医師気質は、そんなものなのです。人間らしい生活をしたいのです。お金があっても、ポストがあっても、それより、土日は、拘束なく、しっかりと、休みたいのです。夏休みも、冬休みも、長く頂きたいのです。有給休暇をしっかりと頂きたいのです。(一番大切にしている)家族と一緒に旅行、したいのです。お金は、生活に困らなければ、いい、二の次って考える若い医師、多くなっていると思います。
 医療が進むと、医療費がどんどん多くなります。患者さん負担も、どんどん増えてきます。今のままで進むと、保険財政は、確実にパンクします。その対策を真剣に考えて、それなりのいい方法を実行しようとする動き、あまり見られません。
 反対に、収入がどんどん少なくなっていると、もっとあげるようにと、言われるケースがあったりして・・・?!