日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

つぶやき(お金)(9)

 日本人の多くが、中流意識だった時代は過ぎて・・・6人に1人(16.1%)が、貧困の状態となり、1カ月10万円以下(年収122万円以下)の生活者が、2000万人にも達しています。その10万円の中から、医療費や教育費や通信費などを払っているのです・・・!!
 貧困には、「絶対的貧困」と「相対的貧困」があり、「絶対的貧困」とは、国際的には、1日の所得が、1ドル25セント以下(150円以下)と定義されています。これでは、パリでは、長いパン1本が買えますが、日本では、お腹膨らみませんね・・・。
 「相対的貧困」とは、それぞれの地域で、所得の高い人から順に並べて、中央値の人の更に半分以下の人が占める部分となります。
http://www.csr-magazine.com/archives/knowledge/q_07.html

 お金の使い方を見ると、その人の人としての生き方が分かるとも言われていますが・・・?!
 急にお金がどうしても必要になった時、手元にそのお金がない時、人は、どうするでしょうか・・・?
 まず、他人から借りようとしますが、これが、又、難しいですね。大金であればある程、無利子で貸してくれる人、まず、いませんね。まあ、道楽な子どもを持った、甘やかしの親だと、いくらでも貸すかも知れませんが・・・→それだと、なかなか歯止めが効かなくなるし、その子にとっても、将来良くないですね。
 自立目的で、貧乏生活者であればある程、それなりの貯金を普段からしておくことが大切だと思います。少しずつでも、年月を経過すれば、それなりの金額になるはずです(←何事を始めるにも、それなりの元金が必要ですから!)。そして、お金が思った以上にゲットした時には、(有頂天になることなく、不測の事態に備えて)貯金をしっかりとしておくことが大切だと思います。
 小学校の時から、私の母親が、私の為に、郵便局の貯金通帳を作ってくれました。浪人や大学の時、それに入れることはなく、お金だけ、郵便為替で、別に送ってきていました。私は、いざと言う時の為に、送ってもらったお金の中から、少しずつ貯めて、郵便局に、貯金し続けました。
 親が、難儀しながら、上の兄弟にお金を送るのを見ていたからです(←私の兄2人と姉は、奨学金をもらっていましたが・・・)。
 (オイルショックの時は、生活、ホント、苦しかったですが・・・)どんなことがあっても、余分なお金を送ってもらわなくていいようにしていました。
 お金がなければ、それなりの生活に甘んじるしかありません。(卒後直ぐに)結婚した当初は、月10万足らずで、家内の貯金を削って、何とか、生活していました。(←今では、初期の研修医の場合、バイト出来ませんが、幸いに、年俸360万円にもなっていますが←一番勉強しないといけない時に、学会費や本の購入費で、あまり、ゆとりないですね!)
 そんな苦しい時代を経験して、「お金は、大切に使うべし!お金は、有効に使う為にあるもの!お金にゆとりがあれば、その時こそ、浪費せず、しっかりと貯金しておくこと!」の、私なりのお金に対しての哲学が出来上がりました。
 医師の場合、アチコチ移動している人は、退職金が殆どない状態です。年金も、決して多くありません。ちゃんと一人前になって、医師としての仕事が出来ていると、確かに、若くして多いのですが、無理して、体壊している人もいますが・・・(何せ、医師の世界は、他の職と違って、当直明けも、普段通り仕事する異常な世界ですから・・・)。
 今からの時代、医師としての特殊な技術を売りにして、出来るだけ、長く働く場をキープしておくことが必要になりそうですね?!(既に、弁護士や歯科医師、少なからず、パイの奪い合いの感じになっているかな・・・?!)

 次の「魔法の杖」 の話、いつも、私の頭の片隅に入れています。 

http://blog.goo.ne.jp/221414/e/5effba55f596c707f8579e23f5759dcc

*写真は、フセイン時代のイラクのお金→アラブ首長国連邦のドバイで使われているお金→バングラデシュダッカで使われているお金。インフレになれば、価値が半減ですね。