日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

精神が素晴らしい・・・

 大谷翔平が、ホームランを19本も放ち、日本人が初めての年で、城島の記録18本をアッサリと超えてしまった。大谷翔平、日本の被災地の事を考えての発言をしている。優しくて、強い、侍って感じ。純粋に、野球を愛している。
 日本で10年近く活躍して、その後、アメリカのメジャーで活躍するのが、野茂茂に始まる今までの日本人のパターンだった。しかし、大谷は、そんな慣例を無視して、3億足らずの安い契約金で、直ぐにアメリカに行き、アメリカのメジャーでの活躍の道を選んだ。大谷にとっては、お金でなく、純粋な気持ちで、自分の能力が出来るだけ早くから発揮できる野球がしたいのだ。それも、永く(←大谷自身が、そんな感じで発言している)。
 日本人は、日本の成績とアメリカでの成績を合算して、それを言う傾向にある。そして、日本人かどうかに強い関心を持つ。しかし、アメリカ人は、国籍は、気にせず、アメリカでどれだけいい成績を実際に上げたかに、強い関心を持つ。過去の成績は、どうでもいいのだ。
 そんな大谷、予想以上に、メジャーで活躍している。その活躍を、アメリカの多くのファンが楽しみにしている。肘の怪我で1年間も出られないとしたら、大谷ファンにとっても、耐えられない感じ。投手としても、凄いので、その二刀流を楽しみにしているファンも多いけど、身体を壊してしまったら、元も子もない訳で、難しいところだなあ。
 大坂なおみさん、とうとう、20歳にして、四大大会で、トップに立ってしまいました。母親は、根室→大阪出身だが、父親は、ハイチ出身。父親、テニスは全くの素人だったのに、今回、決勝で闘ったセリーナの父親が、やはり同じく素人なのに、子ども二人にテニスを教えて、トップの選手を育てたと知って、自分もと言うことで、それをしていたのだ。
 そんな感じで育った大坂なおみさん、表彰式での行動と発言、謙虚で、他への思いやりがよく伝わってくる。まだ、若いのに、精神が、実に、素晴らしい。
 相撲の世界にしても、野球の世界にしても、多くのスポーツの世界では、精神が大切で、勝てばいい、強ければいいってもんじゃないと思う。
 その点、日本の伝統的なスポーツには、空手道や相撲道や剣道など、道が根底にあってのスポーツとなっている。どんなに強くても、道にはずれれば、高く評価されないのだ。
 教師も医師も、精神が素晴らしいことが強く求められる。
 政治家も、政治家道、マスコミ関係者も、マスコミ道など、あるといいのかな・・・?!