日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

孤独・・・

 誰しも、自分がいつまで生きられるのか、正確に言える人、まず、いません。この世では、歳を沢山取った順に亡くなる訳でないのです。思い掛けずに長生きしていたり、逆に、アッと言う間に他界してしまったりすることもあります。
 私も、現在、69歳で、もう、それなりに歳を取っているのですが、お陰様で、元気に仕事が出来ています。が、身体が次第にきつくなりつつあるので、いつどうなっても、不思議でないと思っています。
 ある(独りボランティア演奏をした佐伯の)老人施設で、そこの職員の人から、「お医者さんは、死ぬまで仕事出来ますよ。車椅子生活でも・・・」何て言われたことがありました。
 そう言われれば、いろんなことを思い出します。(上天草市の)ある老人施設に行くと、施設長(医師)が、「昨日まで、入院していました・・・」何て言われ、それから、人伝いに聞いた話では、翌年、その施設長、亡くなった様でしたが・・・。
 福島県原発事故後でも、現地で、亡くなる直前まで、(肝臓がんで苦しみながら)頑張っていた産婦人科医がテレビで紹介されていましたが・・・。又、私が知る小児科医にしても(その先生が長年診療で使っていた椅子で、現在、私が診療させて頂いていますが)、脳卒中で倒られた後、半身不随の身体で、毎日、休まずに、夜遅くまで、それも亡くなる直前まで、10年以上も頑張られた例もあります(合掌)。
 思うに、本人にとって、医師としての仕事が生き甲斐であり、元気の源だったのではないでしょうか?
 歳を取って行く時、3つの大きな難題があると言われます。それは、「お金」「健康」「孤独」です。その中で、「お金」と「健康」は、若い時から、多くの人が意識して、現役時代にも、それなりに対策を立てて実行している人は多いと思いますが、「孤独」に関しては、そうでもないのではないでしょうか?
 男性で、定年後、いつも話していた職場友達がなくなり、家で、「孤独」を味わっている人、少なからずいると思われます。
 現役の時から、「職場以外の人達(!)」と交わるべきだと思います。
 私がよく知る産婦人科の先生(私よりも3歳下)、しばしば、「カナダで、釣りをしたらどんなにいいだろうか・・・」何て言っています。その先生、釣りが趣味で、釣り仲間や奥さんと一緒に、時々、釣りに行って楽しんでいるのですが、釣りの話をする時の顔は、仕事の時の回診の顔とは、全く違った感じの、恵比寿顔になっていますね。
 私には、太鼓友達やお茶友達やフェイスブックでの友達がいます。
 可愛い孫もいます。
 ありがたいことだと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=np8sJzAKGeQ