日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

自由業・・・

 あるドクターが、私に、かって、「医者なんて、自由業だからなあ・・・」と言われたことがありました。その時、あまりピンとこなかったのですが、この歳になると、今は、正に、そうだなあと思う様になりました。
 今月、満69歳にもなる身ですが・・・70歳前何て、多くの人が、多くの分野で、第一線から退く感じになっているのに、まだ、現役並みに頑張っている自分が、不思議に感じます。
 風邪を引くと、完治までに、確かに、若い時よりも長引いています。体力が、確かに、落ちています。昔の様に、美味しいものでも、沢山食べられなくなりました。
 40歳の前半、(19床の入院設備を持って、救急医療中心の小児医療で)開業して、平日は、朝7:30から遅くまで診療をし、超忙しく忙しく働いていた時、本心、「70歳まで生きればいいなあ・・・」何て、考えていました。
 ところが、70歳近くにもなると、80歳まで、いや、父が生きた年齢まで、出来れば、90歳まで、ボケないで生きたいなあ、何て欲が出ています。
 医師の場合、先に述べた自由業って感じで、他の職業と違って、いろんな生き方が選択可能な感じに思っています。
 開業するか、大学に残って研究医になるか、それとも、勤務医になるのか、その3つの選択と思っていましたが、今は、いろんなケースがありますね。勤務医→開業→勤務医、勤務医→管理職(事務職)、勤務医→研究医、時に、イクメンって感じで、育児に専念している若い男性のドクターもいますが・・・。
 人生、既に、(織田信長の時代だと)50歳が、60歳→70歳、いや、80歳、更には、90歳にもなろうとしています。こうなると、長期戦って感じで、先々のことをよく考えておく必要がありそうですね。
 やはり、体力を小さい時からしっかりと付けておくことが大切ですね。勉強ばかりでなく、長い人生、いろんなことに手を出しておくことも、大切かと思います。(←非認知能力を磨いておくべきですね!)
 もちろん、仕事を趣味の様に思って、患者さんの為に、一生懸命に頑張っている医師は、それなりに、とても立派だと思います。ただ、せっかく生きてきたのですから、他の世界を知ることも、いいのではと思っています。
http://saikinokai.com/wp-content/uploads/yoronakajuku/08_100701tahara.pdf