日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

くだらない話(その4、時間)


 8月1日の夜、フィリピンのセブ島で、世界タイトルマッチのLIVEがありました。アフリカのナミビア出身で、20連勝0敗で今まで負け知らずの世界チャンピオン「アンブンダ」と亀田3兄弟の末っ子の亀田和毅との闘いで、KOはありませんでしたが、最後の12回まで闘い、亀田和毅が3-0で、見事に判定で勝ちました。
 「アンブンダ」は、背をかがめて(背は、和毅より低いのに、リーチは和毅よりも長くて)絶えず前へ前へと攻めて来て、それを和毅は、軽やかなフットワークで上手くかわしながら、文句のない感じで、勝ちました。
 彼は、15歳の時に独りでメキシコに行き、通訳も付けず、それなりの苦労をしてここまで来ています。勝利直後のインタビューにも、テレビを見て応援してくれた人にも、遠くからわざわざ応援に来た人にも感謝の言葉を言い、実に礼儀正しく応えていました。
 3兄弟が共に世界チャンピオンを達成!・・・→それは、長い間、思い描いてきた夢であり、又、それは、自分の夢だけでなく、父親の夢、亀田家の夢でもあり、それがホントに眼の前で実現したことで、我々が想像する以上の達成感で、とても嬉しかったと思います。今までの苦労が思い出されてきたのでしょうか、涙ぐんでいましたが・・・大きな拍手を送りたいと思います。
 兄弟3人が共にチャンピオンってこと、世界でも初めてのことで、超スゴイことですね。それにしても、兄弟のチームワークの良さ、素晴らしいですね。
 1回3分間を連続12回闘い、ちょっとでも油断すると、最悪の時は、死にもつながり、正に、一時も油断出来ない全力を出し切っての真剣勝負ですね。
 フィギャースケートにしても、ショートもフリーも、短い時間で、音楽に合わせて上手くまとめないといけません。
 サッカーにしても、ずっと走ってばかりで、技術力に劣らず、体力勝負って感じもしますが・・・?!
 その点、100m競争や相撲は、正に、瞬間の勝負ですね。
 いろんな競技で、それなりの時間があり、その時に、ベストコンディションに持って行かないといけません。
 スポーツの世界だけでなく、人は、時間との闘いをしばしば強いられます。
 数人で1時間余演奏する場合も、それまでにリハーサルをして、それなりに準備をするのに時間が必要です。
 年に1回しかない入学試験も、その時に合わせ、又、試験中も時間配分が大切になります。(出来ない問題に時間を掛けることなく、出来る問題を落とさない様にして・・・)
 (私の勤務する)病院では、あるドクターの場合、患者さんが多くて、午後の3時頃まで診療をしているケースもありますが、これも、最後は(昼食も摂らず)時間との闘いって感じですね。
 長い期間で言うと・・・女性の結婚適齢期はなくても出産適齢期はある訳で、これも、時間との戦いってことになるのか?!
 忙しい民間の救急病院に勤務していて、その後開業して、70歳余で体を壊して他界したある外科医が次の様に私に言ってくれたことがありましたが・・・→「人間って、使えるエネルギーはある程度決まっている様にある。若い時にそれを出し切ってしまうと、もう、後が、頑張れない。開業、もっと早くしとくべきだった・・・」と。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E7%94%B0%E4%B8%89%E5%85%84%E5%BC%9F