日本の心・さいき

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日本のエネルギー確保問題・・・

 昨日(7日)のNHKの「クローズアップ現代スペシャルで、「エネルギー大変革〜岐路に立つ日本の資源戦略〜」の内容がありました。とても興味深い内容でした。そこに、今の日本が生き残るいろんな明るい希望の道がありました。
 資源のない日本のエネルギーの96%もが、外に依存しています。近くのロシアでは、GDPの25%がエネルギー産業で成り立っています。その内の大半をヨーロッパに買ってもらっているのですが、(高いので)アメリカからの安いものに変更となると、先行き難しくなります。
 今、アメリカでシェールオイルが発見されて、今まで石油最大輸入国であったアメリカが、逆に、資源大国になろうとしています。日本も、それの恩恵に関われるかどうかが大きな問題となっています。
 韓国は、既に、そんなアメリカとしっかりと契約しています。更に、韓国は、今ある23基の原発を2024年までに34機と増やして、エネルギーの48%を原子力に頼ろうとしています。(中国も、今後、原発をどんどん増産して行きます。一方、ドイツは、2030年までに、原発に全く頼らない政策を取っていますが・・・)
 ヨーロッパの国々では、北海の風力や北アフリカの太陽エネルギーなどの自然エネルギーを積極的に利用しようとしています。それに、ロシアから高い天然ガスを買わなくて、もっと安い国から買おうとしています。
 中国は、元々、資源国で(シェールオイルは、アメリカ以上に埋蔵されていることが推測され、その量は世界一・・・)、ロシアから高い天然ガスを買おうとは思わないはずです。となると、ロシアは、日本と上手くやって行くしかないと言うことになります。そんな日本も、今、エネルギー確保で、ピンチの状態なので、ロシアと上手く手を組んで行く方法を選ばざるを得ない感じになっているのですが・・・?!
 日本の近海に、沢山のメタンハイドレートが発見され、将来の資源に使える可能性があるとのことで、研究されています。又、それとは別に、今年の4月から、本格的に石油ガスの探索が行われることになっています。ひょっとすると、原発廃炉にする日本の技術をビジネスにすることも可能かも知れません。
 円安に傾き、株が上がっています。やっと希望が見えて来た感じがなきにしもあらずですが・・・?!
 ところで、京都議定書で問題になっていた二酸化炭素の排出規制の問題、原発後、あまり問題にしなくなっている感じに思えますが・・・?!