日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

健康寿命・・・

 多くの人が、長生きしたいと思っています。しかし、毎日長いこと点滴されて、胃ろうを造設されて、寝たきり状態で、家族も誰も来ない状態が長く続いているとしたら、どうでしょうか・・・。
 ニュージーランドバングラデシュに行った時、老人介護施設で演奏したことがありましたが、そこでは、車イスの人が少しいましたが、点滴したり、寝たきりの人、いませんでしたが・・・。東南アジアのタイやバングラデシュの病院では、最後は、自宅に戻して、温かい家族に見守られて亡くなってケースが殆どですが・・・。
 海外では、寝たきりの人をたくさん抱えて介護している施設は、ない様ですが・・・?!
 老人施設に行くと・・・特に私は、特別養護老人ホームに演奏に行くことが多いのですが・・・「とても忙しく職員が働いています・・・」「ゆったりとして、聴いてもらえない(時間に迫られている)ことが多いです・・」「家族が頻回に訪れていない(全てではありませんが)ケースが多いです・・・」「入居者に、笑顔が少ないことが多いです・・・」
 で、いつも思います・・・→公に掲げている病院の方針は、どこも立派なのですが・・・もっとゆとりがあっていのでは・・・もっと、入居者の笑顔があってもいいのでは・・・と?!
 「特別養護老人ホーム」では、普通の老人ホームと違って、介護度が高く、入居後は自宅に戻ることなく、その多くは、そこで終末を迎えます。寝たきりになっていたり、点滴していたり、胃ろうを造っている例もあります(手を取る時には、病院に入院することが多いのですが・・・)。
 日本には、ホスピスの存在は、なかなか難しいのでしょうか・・・?どこで線を引くかとなると、家族との関係もあり、(医療費が増大して、いつかは、破綻することを考えると)総論賛成、各論反対の意見も多く、現場での実践は、非常に難しいと言うのが実感ですが、しかし、医療や介護の費用がどんどん必要となり、このままの状態が続けられとは思いません。

 平均寿命でなく、「健康寿命」と言うのがあります。日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことで、平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になります。
 2.004年のWHO保健レポートでは、日本人の「健康寿命」は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳で、これも、世界第一位となっています。
 ならば、病気にならない様にする努力を現役の時から、行政も国民一人一人も、真剣に考えておくべきだと思います。
 普段から、食事や運動や睡眠や気持ちのあり方などに注意を払い、医療機関に頼る姿勢から、自分の体は自分で守る姿勢に変え、未病の段階で、間違った生活習慣を変えることに努力すべきだと思います。
 病気は、気が病むこと、元気は、気が元になることですね・・・?! 
 老人ホームに公のお金が沢山使われ、それで、雇用が生まれ、医療機関が生き延び、それで生活が出来ている人が多いことを考えると、今後の進むべき道・・・→確かに、難題ですね。
http://networksansaku.seesaa.net/article/273476345.html