日本の心・さいき

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特別養護老人ホーム・・・


 「特別養護老人ホーム」、施設の数が全国的に不足気味で、入居を待っている人が沢山います・・・。一度入居すると、そのままその施設にいて、そこで亡くなるケースが多く、平均して入居5年足らず・・・。
 介護度4.5前後で、車イス生活を余儀なくされている人が多い様です。(・・・→自分の場合、老人施設を、それも、特別養護老人ホームを重点的に回って演奏させてもらっていますが・・・。)
 地方の養護老人ホームが雇用の場になっていることは、否めませんが、職員希望者がとても多い訳でなく、離職率も高くなっています。何故なら、仕事がハードの割に、給与がそれに見合うだけないのです・・・。(・・・←モチベーションを長いことずっと高く維持するのは、難しいと思いました・・・実態を知らなくて権利を主張する家族もいますから・・・)
 実際に特別養護老人ホームに行って(佐伯市で6/7カ所、上天草市で4/4カ所、天草市で5/11カ所)感じたことは、以下の事です。

1、施設のある場所が、人里離れた場所、山の中ってことが多々ありました。(姨捨山って感じることも、正直ありましたが・・・)
2、親族は、初めは、しばしば面会に来ている様ですが、その内、回数が遠のく様でした。(いろんな事情で頻回に来れない理由がそれなりにありますが・・・)
3、施設が大きくて、新しく建てられた感じの所(リフォームを含む)が多く見られました。(経営的には、悪くない所が多いのでは・・・?!)
4、スタッフが多いのに、それ以上に仕事が多い感じで、何処も皆、とても忙しそうに動き回っている感じでした・・・。
5、スタッフに若い人の割合が多い職場だと思いました。
6、スタッフが、一生懸命に介護をしている様子がよく理解できました。
7、ナースの場合、あまりそこでの勤務が長続きしてない様に思えました。
8、(入居者の演奏の反応としては)演奏前と演奏後の顔付き、はっきりと変わっていると思いました。(・・・→柔和な顔になっていました・・・)
9、(入居者の演奏の反応としては)一緒に唄ってくれる人、手を動かしてくれる人、又、涙を流している人もしばしばでした。
10、今年の一字「絆」を(特別養護老人ホームの)何処に行っても強く感じました。(・・・→高校生の姿を、しばしば、そこで見ましたが・・・)

 「あまり尽き詰めて考えると、燃え尽き症候群みたいになるし(現実にそんな人もいて)・・・あまり深く考えないで仕事をすることにしています。介護に関しては、矛盾点が多過ぎます・・・」と言ったある施設長の言葉が印象的でしたが・・・。

*写真は、宿泊施設の愛夢里の中で撮ったもの。 
http://www.16nt.jp/kumamoto/amakusa/movie/1/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%80%81%E4%BA%BA%E7%A6%8F%E7%A5%89%E6%96%BD%E8%A8%AD