日本の心・さいき

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寛 容・・・

 「多田富雄」さんは、今年亡くなった。日本が誇る免疫学者。
 8月26日(金)に、10時から1時間半、NHKで放映された(再放送)。半身不随になってから、人としての多田さんの更なる偉大な業績も、紹介されていた。
 「農・脳・能」、新作能の内容を自分で作り、それが公にされ、それを見て涙を流され、そして、その10日後に、ホッとされたのか、亡くなられている。
 その中で、とても印象深かったのは、しばしば強調されていた「寛容」と言うこと。
 免疫には、排除したり、取り込まれたりする方法以外に、「免疫寛容」と言って、共存する仕方がある。
 例えば、多くの人が経験している「ヘルペスウイスル」だが、一度体に入ると、一生、人間の体の中でその人が亡くなるまで、共存して生きている。免疫力が落ちると、ヘルペスが元気になって(?)、口にアフタが出来たり、皮膚に発疹が出来たりする。時に、ヘルペスヘルペス脳炎になって、その人自体が亡くなってしまうこともあるが、人自体が亡くなると、そのヘルペスも生きらない訳で、ヘルペスも、あまり賢い生き方でないと言うことになるかな・・・?!
 そんな感じで、人間の生き方も、「寛容」と言う選択も考慮にするべきだと言われたいた。
 キリスト原理主義イスラム原理主義、現在、いろんな原理主義がある。そんな原理主義でなくて、共存して、先に進んで生きようとする生き方である。
 水俣病の人が言った言葉が紹介されていた、「怨むことを止めると、自分が楽になった・・・」と。
 そうだなあ、いつまでも相手を恨んだり、けなしたり、敵意をもったり、見下したりしていると、自分がその内に苦しくなるなあ。
 「寛容」と言う生き方、大切だなあ。


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