日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

母の日・・・

 5月8日(日)は、「母の日」で、同時に、母の90歳の誕生日だった。
 (いつもの様に母の好きな)「巻きずし」と、誕生日を祝ってのケーキを持って、母の住んでいる家に家内と一緒に行った。
 食事の前にハーモニカで、「ふるさと」の曲を演奏した。曲名を尋ねると、正確に、曲名が言える。母の好きな「青葉の笛」も吹くと、ニコニコしている。
 海馬がひどくやられている関係でか、私の歳を何度も尋ねてくる。「後、20日で、満62歳!」と答えると、驚くことなく、「まだ、若い!」と言う。(以前は、驚いていたのだが、今回は、違っている・・・何故かなあ?!)
 天理教の話になると、急に人が変わった様に、元気になる。黒柳徹子さんほどには出来ないが、聞き上手にならないといけないと思って、今日は、素直に、しっかりと拝聴した。
 ・「働く意味は、傍(はた)を楽(らく)にさせる為に働く」
 ・生き方としては、イライラしたりクヨクヨせずに、「陽気暮らし」が一番いい。
 ・「一口話せば、ひ(日)のきしん(寄進)」・・・人を傷つける様な言葉を使わない様に、人を喜ばす様な言葉を使いなさい。
 ・「人を助けて我が身助かる」
 ・人間には、8つのほこり(埃)がある。・・・→それは、おしい、ほしい、にくい、かわいい、うらみ、はらだち、よく、こうまん・・・→その中で、最も良くないのが、「高慢!」・・・←私が最も気を付けるべき言葉デス!
 で、私が母に、「常に心配し過ぎていると、免疫力が低下して、ガンになる。イライラして怒った感じにいつもなっていると、心臓が悪くなったり、血管系が悪くなる・・・」と説明した。
 「今、心配事は?」
 「ない!まあ、ボケがこれ以上進まんようにかな・・・」
 「怒ることは?」
 「ナイ、ナイ、ナイ!、全くナイ!」と。
 「じゃあ、日本人の死因の7割近くが、ガンか血管系だから、お母さん、まだ、10年近く生きるかも!」
 「そんなに生きろうか?常に正座が出来るし、内臓が正常の位置にあるから、まだ、生きられるかも知れんなあ・・・」とニコニコして言う。
 最後に、「君が代」の曲を笛で吹いて、テクテク歩いて帰った。
 歩いて帰る途中で、偶然に、(大腸専門で、消化器内科で開業している)同級生に会った。「14時から、アルゲリッチが来ているので、それに行く。車持ってるけど、健康上、使わない・・・」と言って、暑い中、自転車に乗って軽やかに風を切った感じでサッと行ってしまった。
 モダンな服を着た彼の姿を見て、家内から、「あんな感じで、おしゃれ心を持って服を着こなすといいね!」と言われてしまった。(・・・←こちらは、今まであまり磨いてきてないので、その面の才能、ありません・・・?!)
 演奏会のことを知って、ちょっと遅れて、自分も家内も、佐伯文化会館大ホールで開催されている「第6回:別府アルゲリッチ音楽祭拠点コンサートinさいき」に行った。
 ピアノは・・・→ピアニスト、作曲家、教育家、研究家、指揮者、それにブエノスアイレス大学で工学士の学位を取得している「(アルゼンチンのブエノスアイレス出身の)エドゥアルド・フーベルト」氏。
 バンドネオンは・・・→(バンドネオンでは世界の最高峰と名高いネストル・マルコーニを師に持つ)若き「三浦一馬」氏。
 最後の方で、二人が共演で「荒城の月」を演奏した。初めは、普通の感じで演奏し、次に、三浦氏が、1オクターブ下げて演奏した。それが、正に、震災を弔う感じの曲に思えて、ジーンと来てしまった。(演奏前に、フーベルト氏が、次の様に言われた。・・・→荒城の月の歌詞の意味を知っています。震災に会われた方々に対しても、この曲を捧げたい。)
http://kazumamiura.com/